ちょっとさかのぼって、ぱっつんが生まれた日のことを・・・
予定日より4日早く、2012年10月8日に元気な男の子を無事、出産しました
10月に入ってからはますます体が重く、お腹もなんだか痛いし、歩くのもかなりしんどいし、
赤ちゃんが下がって来てるのが自分でも分かるくらい。
足のむくみも尋常じゃないです(お見苦しくてすみません。。。)
おしるしはないものの、そろそろだなぁ・・・と、びびる毎日。
それでも初産なので予定日の10月11日より遅くなるんだろうと思ってました。
10月6日はお兄ちゃんが神奈川に転校して来て初めての運動会でした。
しかも応援団に選ばれたって言うから、その姿を一目でも見たくて
「陣痛、まだ来ないでよ~~~」
と祈りながら、どうにか無事に運動会の日を迎えることが出来ました。
しかしこの日は夏のように暑かったんです。
もうクラクラでした(笑)
そして「その時」は運動会の翌日、10月7日朝6時半頃からやってきました
朝、お腹が痛くて目が覚め、今まで感じたことのない痛みだったので 、
「もしかしてこれって陣痛??」と思い、とりあえず時計で時間を計ってみることに。
10分~15分間隔でお腹が痛い。。。いよいよ来たかな、といつでも病院に行ける準備を始め、
朝ごはんも痛みが和らいだ合間に済ませました
病院へ電話すると「来てください」とOKが出たので、お昼前にだんなさんの運転する車で家を出発。
自宅から病院までは車で20分ほどの距離だけど、車が振動で揺れるたびにお腹が痛む始末。
病院に到着してまず内診してもらうと、
「前駆陣痛かも知れないし、一度家に帰って様子を見た方がいいのでは」
と助産師さんに言われました。
こんなに痛いのに、今来た道をまた戻って、車の振動に耐えながらまた往復するのかと思ったら
不安でいっぱいになり、比較的ベッドも空いてたのでこのまま入院して様子を見てもらうことにしました。
入院手続きを済ませ、病室に案内され、とりあえずベッドに横になるとまた陣痛が
そのまま車いすに乗せられて、分娩室に移されました。
分娩室と言っても、ここの病院はフリースタイル分娩と言って畳の部屋で出産が行われます。
分娩台はあくまで医師が介助しやすいのに対し、
フリースタイル分娩では母体第一で考えられていて、会陰切開もなく、
妊婦にとって楽な体勢で出産出来て、あくまで自然の形で産ませてくれるんです。
とは言うものの天井からは太い紐が垂れ下がっていて、なんか不思議な空間(笑)
お風呂もこの分娩室にあります。
夜、助産師さんに「明日の朝、お風呂に入りましょうね」と言われ、この陣痛が朝まで続くのか・・・
と、気持ちが萎える。。。
お腹が痛くて起き上がるのもやっとなので、お風呂は却下しました
午後には分娩室に入ったんだろうけど、周期的な陣痛はあっても
一向に生まれる気配もなく時間ばっかりが過ぎ・・・ 。
夕飯はもちろん食べれるどころではなく、
陣痛に苦しむ私の横で立ち会い出産してくれてるだんなさんが代わりに完食(笑)
こんなに陣痛で苦しんでるのに横で美味しそうに食べやがって!なんて心の中で叫んだり。
7日のうちには生まれるものだと思ってたのに、気づけば日をまたいで10月8日を迎えました。
母子ともに脱水症状になりかけ、高齢出産のせいか私もスタミナ切れ。。。(笑)
熱も出始め、微弱陣痛と言うことで促進剤を打たれ。
最悪の場合は帝王切開するって言う誓約書のサインも陣痛中に書かされ。
急きょ、和室からいわゆる一般的な分娩台にまたまた車いすで移され出産となりました。
ちなみに天井からぶら下がる太い紐は使うことなく・・・
分娩台に移ってからは、破水したのかも子宮口がどれだけ開いてるのかも分からないまま、
助産師さんに言われるがまま、されるがままで、
「自分のタイミングでいきんでいいよ!」との助産師さんの言葉で
ますます強くなる陣痛に耐えつつ、残りの力を出し切り・・・
8日午前11時10分、やっと赤ちゃんが生まれました。
体重3256g、身長53cmの男の子です。
泣き声を聞いた瞬間、ほっとしたのと我が子に会えた喜びとで、嬉し涙が出ました。
出産の痛さは半端ないって言うけど、想像以上のものでした。
でも不思議と赤ちゃんが出てくると痛みが全くなくなっちゃうんですよね。
そしてあんなに痛かったのに、どんな痛みだったかも忘れちゃった気がします。
生まれて3時間ほどは後処置などがあるので分娩室で過ごしました。
結局、会陰切開もしたので その処置も。
フリースタイル出産って言う割には、結局普通の分娩になっちゃいましたが。
そしてカンガルーケアと言うことで、生まれてすぐ胸の上で赤ちゃんを抱きました。
出産の際、出血が多かったため点滴をされ、貧血で倒れるといけないので
トイレに行けない代わりにおしっこの管を入れられ
(これがめちゃくちゃ痛かった・・・)
お昼どきと言うことで分娩台にお昼ごはんが運ばれてきました
分娩台に横になりながらの食事・・・貴重な体験です(笑)
駆けつけてくれた私の両親も分娩室内に呼んで、みんなで赤ちゃんの誕生を喜び合いました。
ストレッチャーで病室に戻り、数時間前の出産の余韻に浸りながらも、
点滴やおしっこの管がベッドに固定されてるので身動きとれず寝たきり状態。。。
母子同室の病院だけど出産当日はゆっくり休みたいと
ナースステーションに預ける人が多いらしいのですが、
見てても飽きない赤ちゃんとベッドで添い寝です♪
生まれて間もないのに母親以外の人に預けてしまうのがかわいそうに思えちゃって・・・親バカです(笑)
1日以上掛かった出産だったけど、10か月間お腹の中で何事もなく元気に育ち、
五体満足に生まれてきてくれた我が子に感謝です。
よく頑張ったね
思えば妊娠7カ月まで自転車に乗ってたり、嫁姑のストレス、真夏のお引越し・・・など、
この子にいっぱいストレス掛けちゃったんだろうなぁ。。。
ありきたりな言葉だけど元気に生まれてきてくれてありがとう。
立ち会い出産で最初から最後までずっと横で励ましてくれたパパもありがとう。
そして出産に携わってくれた病院の方々にも感謝です。
10月8日、忘れられない幸せな一日となりました