たまに、母の話を書いています。
私と同じ様な状況の方の参考に少しでもなれば…そして、記録として書いてます。
だんだん色んな事が出来なくなってきてる母に対して、初めの頃は正直イラッとした事もあります。
ある時、「人は赤ちゃんで生まれてきて大人になり、また赤ちゃんに返る」という内容の話を耳にしました。
赤ちゃんの時からずっーと、してくれた色んな事を今度は私が返せばいいんや…子供や赤ちゃんに接する様に、優しくすればいいんや。
そう思う様になってからは、イラつく事も無く穏やかに接する事が出来る様になってきた気がします（まだまだですが）。
先日、東京に住む従姉に久しぶりに会いました。
…いや、私が中学生の頃ぐらいから会っていないので、久しぶりというには時が経ち過ぎています。
その従姉は、介護の仕事をしています。
私が思っている事（冒頭）を話すと、「リリカメちゃんに向けた様な歌があるのよ。」と…その歌詞を貰いました。
手紙～親愛なる子供たちへ～
年老いた私が ある日 今までの私と違っていたとしても
どうかそのままの私のことを理解して欲しい
私が服の上に食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても
あなたに色んなｔことを教えたように見守って欲しい
あなたと話す時 同じ話を何度も何度も繰り返しても
その結末をどうかさえぎらずにうなづいて欲しい
あなたにせがまれて繰り返し読んだ絵本のあたたかな結末は
いつも同じでも私の心を平和にしてくれた
悲しい事ではないんだ 消え去ってゆくように見える私の心へと
励ましのまなざしを向けて欲しい
楽しいひと時に 私が思わず下着を濡らしてしまったり
お風呂に入るのをいやがる時には思い出して欲しい
あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけて
いやがるあなたとお風呂に入った 懐かし日のことを
悲しい事ではないんだ 旅立ちの前の準備をしている私に
祝福の祈りを捧げて欲しい
いずれ歯も弱り 飲み込む事さえ出来なくなるかも知れない
足も衰えて立ち上がる事すら出来なくなったなら
あなたが か弱い足で立ち上がろうと私に助けを求めたように
よろめく私に どうかあなたの手を握らせて欲しい
私の姿を見て悲しんだり 自分が無力だと思わないで欲しい
あなたを抱きしめる力がないのを知るのはつらい事だけど
私を理解して支えてくれる心だけを持っていて欲しい
きっとそれだけてそれだけで 私には勇気がわいてくるのです
あなたの人生の始まりに私がしっかりと付き添ったように
私の人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい
あなたが生まれてくれたことで私が受けた多くの喜びと
あなたに対する変わらぬ愛を持って笑顔で答えたい
私の子供たちへ
愛する子供たちへ
涙が止まりませんでした。
いつも心に留めておきます。
母が私にしてくれた事にはまだまだ足らんけど…そうしてくれた様に私も…。
今日は写真が無かったので、いつ撮ったか分からんぐらい前のハワイの写真を…
内容とは関係無いけどね
