2024.4.11-12 鳩間島diary本

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Tシャツエプロン🫧𓂃 𓈒𓂂𓏸

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《プロローグ》

 

 

朝 7時..........時計

 

潮の匂いのする空気は

暑くなる予感を既に孕んでる

それを胸いっぱいに吸い込みながら

遠足を待ちきれない子供じみた勢いで

港の白いフェンスに駆け寄る

出航は8時

もっとゆっくりでも良かったのに、、、

 

大丈夫。

 

今度こそ連れて行ってくれる𓇼𓈒𓐍

 

 

 

 

 

 

 

 

Tシャツエプロン🫧𓂃 𓈒𓂂𓏸

 

 

 

 

 

 

 《はじまり》

 

 

別にトクベツな思い入れがあった訳ぢゃない

たくさんある沖縄の離島の中のひとつ

それだけだった、、、はず

 

なのにいつの間に?

ちょっとしたトクベツになってた

 

去年1回フラれ

今回は2回もフラれ

そのたびに宿に電話を入れる

 

「ゴメンナサイ フネガデナイ泣ッ…」

 

 

きまって優しい声が返ってくる

それは島訛りののんびりしたリズム

 

「出んねぇ、、、

  船が出るときにまたおいでねぇ。」

 

四角い液晶の向こうから届くまぁるい声

 

そんなことを繰り返すうちに

ちょっとした、、、執念、、笑みたいな?

 

 

 

 

 

 

それが 私にとっての 鳩間島Tシャツエプロン🫧𓂃 𓈒𓂂𓏸

 

 

そんな訳で照れ

島に降り立って歩き出した瞬間のニマニマ具合は

相当アヤシイ人間に見えたに違いない

 

執念を燃やすほどのナニカがあるのか?

実は 何も ナイ気づき

八重山諸島の中でも一番小さな有人島・鳩間島は

人工的な異質物などない周囲3.9kmの桃源郷

従って本当に何もないとは聞いてたけども

想像以上だって理解するのに15分で充分笑

 

ウシばかりの黒島だって商店は1軒あった

でも鳩間島ときたら No商店

歩き回って2つの自動販売機を見つけて安堵

 

おまけに港近くの海辺から離れると電波も怪しい

出会ったおじぃに

 

「ここをだ~真っ直ぐ行くと島を一周できるから行っといで。」

 

そうすすめられ意気込んで歩き出したけど

結局2回も集落に戻って来てしまい半周で諦めた

途中 Google位置情報で確認しようにも圏外もやもや

野草の生い茂るオフロード

誰かの気配がして目を凝らすと野生のヤギくん

もしくはテトテト歩くクイナくん、、、、

2時間歩き回ったら汗だくで死にそうだっ笑

 

 

 

 

 

足あと

足あと

足あと

 

 

足あと

足あと

足あと

 

 

 

 

 

 

お伽噺に出て来そうな野生のお花畑や

まるで白昼夢のようにひらひらと舞う蝶々

 

心奪うような美しさに出遭った時は危険信号

刻を忘れ 夢中になって撮ってると

立ち上がった瞬間 目眩に襲われる笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

迷い込んだ亜熱帯原生林

突然 開けた眩い視界に現れた白亜の灯台

、、、幻覚かと思った

 

灯台と並んで見た景色は

春の霞に浮かぶ西表島だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳩間島での秘密基地はペンション・マイトウゼ

、、、ペンションとは?って感じ(寝るだけなら充分笑

 

 

 

 

 

 

 

南の島探検必須事項⇒お昼寝

シエスタは体にも心にも最上級のミネラル

この日もお昼寝をしようとベッドに寝転んでみたけど

あ・つ・い、、、はっひらめき電球ビーチ沿いの原っぱ!!

あっちの方が潮風が心地よく涼しかったと気付く

 

お昼寝場所変更うお座ぐぅぐぅ

 

ほんとーにこの場所は最高だった

この島イチバンのお気に入りになったくらい

 

 

 

 

 

夢現の狭間で微睡んでいると

笑い声が、、、

 

「今日は女性が海に入ると良い日だよ~。」

 

「そろそろ潮がひくから海に入っておいでぇ。」

 

声を掛けてくれたおじぃが宿のオーナーだと知るのは

それから数時間後の夕飯の時

ちゃんと言付けを守ったと報告したら

満足そうに笑ってた、、泡盛で仄かに色付いた頬で笑

 

 

 

おじぃの言う通り あっという間に潮がひき

濡れた白い砂浜が沖の方まで続いていく

頑張れば西表島まで泳いで行けそうな気さえ、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この優しいブルー・グラデーションを眺めながら食べる

朝ごはんや晩ごはんはモチロン美味しさ倍増

マイトウゼのお部屋は海から2分くらい内陸地にあるけど

食堂は前の浜のビーチ沿いに佇む最高の場所にある

 

晩ごはんの後のお喋り(ゆんたく)も楽しい

鳩間島の虜になり月イチで福岡から滞在に来る夫婦

おじぃの友だちのおじぃ

鳩間島と那須に家を持ち行き来している作家さん

それに 私照れその晩はこの6人

 

宿のおじぃは“ケンさん”って呼ばれてた

その友人たちが教えてくれた「島のおじぃ達の武勇伝」

暮れゆく空の色に染まる潮騒の音に笑い声が響く

 

比較的最近の事件は昨年10月の出来事本

石垣島に行ったきり10日経っても戻らないケンさん

作家さんが那須に戻りがてら探してみたところ

離島ターミナル脇の鮮魚店でお酒を飲むケンさん発見

その時のケンさんの目は完全にイッテしまってたそう

 

「朝に昼に晩に、ただただ酒を飲んでました、、、」

と、遠くを見つめながら呟くケンさんw

 

本当にひたすらお酒を飲んでいたらしく

閉店したら一緒に飲んでた友人の家へ行き

朝起きたらまた店に行ってお酒を飲む

服もその友人の服を借りて過ごしていたらしく

作家さんがホテルにチェックアウトをしに行ったら

10日の前チェックイン後一度も戻ってなかったらしい

作家さんに促され鳩間島に帰って来た日

ちょうど福岡のご夫婦はマイトウゼに宿泊中で

帰って来たケンさんの顔は土色でヤバかったあせる

そう言ってみんなで大笑いした

(その時の酒代30万は後に競馬で買って支払い済み)

 

この夜もそれはそれは美味しそうに泡盛を飲むケンさん

翌朝の朝ごはんにはニコニコ笑顔で現れて

 

「今日も海がキレイですね、、、照れ

 

 

笑、、、平和だ。(ケンさん今年76歳)

 

 

 

21時時計ゆんたくがお開きになった後

福岡のご夫婦がヤシガニを探しに行こうと誘ってくれ

鬱蒼と生い茂る夜の原生林を探検

旦那さんが捕まえてくれてたけどコワくてブレブレw

いっぱいいた、、、見た目がコワいんぢゃもやもや紫だしあせる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳩間島を愛する作家さんが

島のおじぃ達の武勇伝を認めた本が最高に面白いそう

でもその作家さん曰く

「島のおじぃ達に殺されるから今はまだ書けない

もっとスゴイ、最高に面白い武勇伝」

なるものがまだまだあるそう

おじぃ達は自分より少し早く逝くだろうから

そしたら存分に書くから楽しみにしててって

そう愉快そうに目配せした本

 

当のケンさんは泡盛に染められた頬で

 

「酒はたくさん飲んできたきた人生でした。」

 

そう呟き

チャーミングな笑顔で海の彼方を眺めてたっけ付けまつげ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳩間島に月桃とテッポウユリが咲に出す

そんな季節の思い出

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝のサンライズ。。。

暑くなりそうだ付けまつげ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Tシャツエプロン🫧𓂃 𓈒𓂂𓏸

 

 

 

 

 

 

 

《エピローグ》

 

並んで海を見ている仲良しなお花たち

 

 

、、、ちょっと気付いてしまった!

のんびり微睡んでるのは私ぢゃない

きっと刻(トキ)の方だ𓂃🫧‪

 

規則正しくばかりでは疲れちゃうもの

逃避行できる場所があっていいよね

 

時を刻む役割にも❤︎.*

 

だって世界はこんなにも美しい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして 自由だ笑

 

 

 

fin.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石垣島から左への🛳*:は出るのに

右への航路はすぐに欠航するらしい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Tシャツエプロン🫧𓂃 𓈒𓂂𓏸

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

→RE_PRAY←

 

 

終わりましたね照れ

完走おめでとう!!

 

突然決まった宮城公演

既に旅計画があった私は遠隔応援隊

行こうと思えば行けたけども

まずは自分の人生を自分らしく生きる

やっぱりそれが最適解な気がして付けまつげ

 

全く情報も追えてなかったけど

今日 やっとCS録画を観れた

最高で最強な笑顔がいっぱいだった

 

ステキだ。素晴しいっシャンパンロゼワイン

 

 

さてっ

『陰陽師0』でも観に行こうかな、、、

 

 

 

 

 

 


 

キミはウツクシイ

 

 

 

 

 

こんな場所で土に還れたなら時計