今朝は、かなり悲しいラストでしたね。

今回はそのことではなく、

寅子の弟、直明(三山凌輝)が「問題児の心理/アドラー著」を手に、

「活字を目で追っているだけで、落ち着く」と言うシーンがあった。

 

アドラー心理学は得意でないけど、まぁ、それはさておき、

私が新入社員で会社に入ったとき、近くの席に、当時、顧問だった人がいて、40歳くらい年上だったと思う。

つまり、ちょうどドラマの中の、直明と同じ年ごろ。

その人も、まったく同じことを言っていたのを思い出した。

当時、その顧問が若い頃の話として、よく聞いたのが、

「とにかく活字に飢えてた」

 

「戦後で自由に読める本が、なかなか手に入らなかった」

「入手できたものは、日本語の本にかかわらず、英語、ドイツ語、フランス語の本であろうと、繰り返し読んだ」

本当に大変な時代だったんだな。

平和な時代に感謝。



では。