手術前に「やっぱり温存します」と主治医に言っていた。
助かったーと思った。
心臓をドキドキさせながら祈っていました。
これは夢?現実なのか?現実であって欲しい。
目が覚めて心底がっかりしたよ。
やっぱり夢だった。
夢の中で「どうか現実で」と祈る経験は初めてだったよ。
もはや病気になる前の事を願う事はあまり無くなった。
発覚してから術式を決めて手術台に乗るまで、その場面をもう一度やり直したい。
今こうして暮らせているから思うことだとはわかっているのだけど。
ここのところ、がんと出産に関するドキュメンタリーやドラマを続けて見ました。
私、あの時になんでもっと粘らなかったんだろうって思った。
主治医はどうしてもと言うなら残す、と言った。
そしてカンファレンスで他の医師は全員「危険すぎる、再発する覚悟があるなら」と言っていると。
結局私は怖くなったんだ。怖くて、温存する決断が出来なかった。
この1月で、倒れて3年が過ぎました。
「これ2008年に出たんだ。5年て早いね」と夫が言った。
村上春樹の1Q84、もうそんなに経ったんだね。