最近、すっかりハマってしまったのが60年前のギター再生。
ハードオフファミリーのアンバサダーをやっているのでジャンクギターの再生がすっかり日課になってしまいました。
そんなジャンクギターの再生もスキルアップして来ると、これはもう直せないでしょう‼️という壊れ方をしたギターを再生するのがすっかり快感になってしまいました。
こちらはオリオンギターという初めて見る名古屋のメーカーさんのギター。
もう穴は空いているし、表板も剥がれてました。
根気よく、クランプを使って接着、石粉粘土などを使って穴塞ぎ。磨きをかけて再生します。
60年以上前のギターの見分け方はこのギター糸巻きのネジがマイナスネジである事。
だいたい1964年くらいからプラスネジの3連ペグに変わり、糸巻き間のサイズも変わってしまいます。
たいがい、糸巻きペグがひん曲がっていて、戻そうと曲げると必ずポックリペグの根本から折れてしまいます。なので直す時には同年代のジャンクギターから部品取りをして再生します。
さすがに60年も経年すると、当時はラッカー塗装も薄く、もう木がガッサガサに乾燥して塗装面にビッシリとウェザーチェックというクラックが入りボディーも非常に軽くなっています。
なので鳴りがずば抜けて良く爆音で響きます。
それなら更に良い音を楽しめるようにと、チューナーマイクというクリップ式のマイクをピックアップに利用してエレキ化する事にしました。
アウトプットジャックをインプットジャックに付け替えてギターに穴あけ装着します。
完成した音はこのような感じになります。
マイクもジャンク、ストラップもジャンク。
たった1000円くらいで完成。
それでいてなかなか音も素晴らしいという、無名のギターなので実現した奇跡的再生でした。
こちらは人気のYAMAHAダイナミックギターNO.20。 同期の'62年製ギター。
こちらもトップはエゾ松単板。軽くて鳴りが最強のギターです。こちらもチューナーマイクを利用してエレアコ化。
最近の新しいギターではありえない音の良さ。
こちらのダイナミックギターのコピーギターと黒澤常三郎氏のNO.3ギター。
ナイロン弦もまた良い響きでやめられません。
60才越えギターオススメです。