朝ドラの「まんぷく」を見ていたら、料亭の襖が見事な市松模様の襖で衝撃を受けてしまいました。

流石、NHKさんの美術スタッフさん。時代考証の徹底ぶりには毎回驚かされてしまいます。


これをきっかけにまた市松病の再発です(笑)


市松模様の襖といえば、ブルーノ・タウトさんが絶賛した桂離宮のお茶席、松琴亭のこの市松模様の襖がやはり究極の憧れなんです。


市松が好き過ぎて、車の中も市松模様です。


新築以来、ずっと気になっていたこの市松模様の襖の貼り替え。

市松の色と形が納得いかず、ずっと貼り替えたいと思っていて、9年目にしてようやくD.I.Yで貼り替える決心が付きました。


スーパーホームセンターにて、下見していた紙がこちらのマーメイド紙の2つ切りサイズの青と白、10枚で1940円。

オリジナルの白い加賀奉書紙や藍染和紙は多分手に入りませんので、少し退色したくらいのブルーとホワイト紙で再現。


紙を綺麗にカットするためにスチール製の直尺や


一応このような襖、壁紙貼り用品を用意。
紙より道具の方が高い塩梅でした。

糊は障子用の普通の糊を用意。


片側の押入れ扉は一応、襖紙を剥がして貼り替え。
下地紙は未使用です。


もう片側の襖は襖紙の上に直接貼り付けてみました。


このくらいイメージが変わります。


貼った直後はこんな感じにブヨブヨ、ブカブカで本当に綺麗になるのか?と不安になりました。


一晩寝かせてから、スチームアイロンを当ててみましたら、


あら不思議‼︎

こんなに綺麗に仕上がりました。

本当に紙って素晴らしい素材‼︎
アイロンも素晴らしい道具‼︎
と感心してしまいました。


これで念願だった、松琴亭風、市松襖が見事に完成しました。

欲を言えば、もう少し藍色の濃い紙が良かったですね〜。

しかしながら、D.I.Yで市松模様の襖が出来た事に非常に満足致しました。

要領も分かったので、飽きたらまた気軽に貼り替える事も可能です。
D.I.Yはこれだからやめられないんですよね。


襖ひとつでこのくらい部屋の印象が変わります。

自信のある方は試してみて下さい。