オーガニックスタジオ新潟さんの新しいモデルハウス。
網川原モデルハウスさんに初訪問して参りました。今回は予約なしで見学できるまたと無いチャンスでしたので、お邪魔させていただきました。
あれは、かれこれ8年前のオーガニックスタジオ新潟さんの開設当初の2010年1月17日に初めて、こちら「赤塚の家」展示会に訪問してから、すっかり相模社長のファンとなり、我が家は一足遅れでもう、自宅兼店舗を建築中だったのですが、すっかりオガスタファンになってしまい、随所にオガスタさんテイストの建具デザインや板塀デザインを取り入れる事が出来ました。
それにしてもこの8年間でオガスタ新潟さんは着実にアントニン・レーモンド氏の思想を忠実に再現されて、一気に新潟県内の建築ファンの心を捕らえて離さない人気工務店さんになりました。
これほど自然と調和しながら、デザイン性に優れて、更に超高断熱性住宅を建築するという離れ業をやってのける建築集団は全国的にも例を見ません。
モデルハウスの一番の見どころはここに集約されています。
巨大な窓サッシに引き込み式の障子戸、サッシの枠はお庭の視界をより広くするために特別な加工をしているそうです。
まるで吉村順三さんのデザインした旅館のようなラグジュアリー感がひしひしと感じられます。
今回のモデルハウスはより和のテイストをモダンにした意匠が随所に見られ、特にこの米松の角材を均等に天井に張り巡らした仕上げは圧巻です。
曲がりのない非常に良い材を職人さんが大変苦労して細工したそうです。
今回は相模社長も家具、寝具にも大変思考を凝らした逸品がさりげなく設置されており、うなずいてしまいました。
玄関のアンティーク材の上がり框。
寝室ベッドの、枕の上に設置されたアンティークの枕木材。
二階ウォークインクローゼットに配置されたアンティーク家具。
何とも違和感なく収まるところもオガスタさんの自然素材のなせる技ですね。
それにも増して、家の中がどこも同じ温度で心地よい。
今回はエアコン一台で、床下から二階の各部屋までダクトを駆使した全館空調を可能にした集大成的な温熱管理が成されていて驚きました。
エアコン一台でこの快適さは新潟の冬ではまずあり得ない環境です。
新築なのに、全く嫌な臭いが無く、むしろ蜜蝋ワックスのとても良い亜麻仁油の香りがします。
北側、玄関脇には大変良い感じのカフェスペースがあり、丁度良い角度の横板ルーバーが程よく目隠ししてくれる絶妙なスペースです。
下屋デッキ部の屋根の雨どいは設置せずにシャープな印象。
木製窓なんか設置して囲ってもいい感じの、何ともリラックス出来る空間です。
オガスタさんお馴染みの山形玉こんにゃくと、美味しい甘酒を振る舞っていただき、大満足でした。
オガスタさんの若きエース、絋大さん、ごちそうさまでした。
モデルハウス設計者の阿部さんの設計イラスト、最近、オガスタさんではかなり人気の高い設計師さんです。阿部さんのアメリカンなテイストがたまらなく好きなんですよね〜。これからますます皆様の活躍が楽しみでもあり、気になる存在のオガスタ新潟さんのリポートでした。
キッチンの山帰来には参りました(^_^)