ハリウッド女優の中で一番好きな人。

 

サンドラ・ブロックキラキラ

 

気さくで強くて優しくてユーモアと慈愛の精神に溢れた人。

彼女の出る映画を見ていると、

サンドラ自身もきっとそんな人なんだろう、そんな人に違いない!

と思わせてくれる。

特にそれを強く感じる映画が

「しあわせの隠れ場所」

 
アメフト選手のマイケル・オアーと、彼を養子に迎えた
リー・アン・テューイとショーン・トューイ夫妻の実話を映画化したもの。
サンドラが演じるリー・アンはインテリアデザイナー。
ショーンは元バスケットボール選手で
引退後はスポーツコメンテーターとファーストフードチェーンのオーナー。
 
大きな豪邸で、素直で優しい娘とやんちゃでユーモアあふれる息子、
理解のある素敵な旦那様のショーンと何不自由なく暮らすリー・アン。

 

 

ここからネタバレありハッ
 
ある寒い夜、半そでで歩く黒人の少年を車の中から見かけた
トューイ夫妻とその息子のS・J。
少年は先日息子のS・Jと学校で話していたビック・マイクだった。
凍える夜に半そでの服を着て寒そうに歩く、息子の友達。
暖を取るためもう閉まっている学校のジムへ行くと言う。
リー・アンはビッグ・マイクを車に乗せ自宅に連れ帰る。
 
朝早く家を出たビック・マイクを走って追いかけ家に連れ帰るリー・アン。
感謝祭のディナーを好きなだけお皿に取って
ソファーでくつろぎながらアメフトを見る家族と離れ
テーブルでひとり食事をするビック・マイクを見て
TVを消し家族全員でテーブルを囲むリー・アン。
家族5人のクリスマスカード用の写真を撮るリー・アン。
 
「服を買おうか?1枚じゃ足りないでしょ?」
なんて言い方はしない。
「服を買わなきゃ、Tシャツ1枚じゃ全然足りないわ!」
 

下世話な奥様連中に正面から正論をぶちかまして黙らせるリー・アン。

 
ビック・マイクはマイケルとなり、家族の一員になっていき
どんどん笑顔が増えていく。

 

リー・アンは決して憐れまない。可哀そうがらない。

恩着せがましくなく、押しつけがましさも一切なく、

さりげなくマイケルの様子を見ながら

彼が遠慮しないように、気を遣わせないように、できる限りの事をする。
そうしない選択肢などありえないとばかりに行動する。
ザ・肝っ玉母さん。
 
愛する者を守るために強くなりたいと思うと同時に
暖かく優しい気持ちが溢れ、やる気の出る映画。
そして何より嬉しいのは強くて優しい女性、
リー・アンが実在するということ。
 
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