ALOHA🌺


レフアです。


近年、LGBT問題が日本で論議される中。

私的には時代遅れだなと思います。

というか、こういうのは日本だって太古の昔からある話で今さら国会で意味のない言い合いをしていること自体が馬鹿馬鹿しい…。


大学時代の仲間にゲイバーで働いてる2丁目(新宿2丁目のゲイバー街)フレンドがいますが「古カマ」と言われる年齢でも、面白いし私への挨拶代わりに「あんたいつまでもブスね!」と言える(笑)そんなやつですが悩み事には、めんどくさいわねぇ〜と言いながらも親身になってくれて男性目線の意見も女性目線の意見も両方言ってくれる良き同級生です。


実をいうと、独身時代はしょっちゅう2丁目に入り浸ってましたよ。はい。


以前、Kū H'aeoというメレをご紹介しましたがこのレコーディングの発起人であるクム・ヒナはいわゆるトランスジェンダーです。




大昔からポリネシアの島々にはヒナ先生のように体と心の性別が違う人はたくさんいました。 

ハワイでは両性性のある人々をマフーと呼びます。


ポリネシア人は男女両方の心を持ち合わせた人々を特別な存在としており、家族・伝統を守る強さ

と共に癒やしの力を持っていると信じられてきました。


それは、カヒコを行った時に現れます。

男性的な力強さ

女性的なしなやかさ

どちらも兼ね揃えた彼らは神に最も近い存在とされてきました。


ところが、イギリス宣教師らがハワイに上陸しフラの禁止令と共にマフーへの風当たりも強くなりキリスト教布教の際にはついに閉め出されてしまうのです。

ここからマフーは表面上なかったことにされたわけなんですがハワイ文化ではひっそり生き続け現代に至ります。 



ヒナ先生は現在オアフ島のチャータースクールで中高生にフラを教えています。そして女性マフーの生活向上に力を入れる団体を発足したり、ハワイ文化・自然を保護するための活動化でもあります。

彼女は幼い頃から女性クムになることを願いその夢を叶えた人物。

トンガ出身の夫もいます。(これがまたわがままくん💦)


ヒナ先生のドキュメンタリーは、彼女が幼い時から受けてきた悲しい仕打ちと、パートナーを見つけることの難しさのほかにもう一人の小さなジェンダーについても取り上げています。


ホオナニという当時12歳の少女。

ヒナ先生のいるチャータースクールの生徒です。

両性を自認しており、ヒナ先生とは逆のパターンですが思いは一緒で「男性」としても生きることを目指しています。


ヒナ先生はホオナニの両性性を開花させるために

高校生の男性古典フラクラスに参加させることにしました。それまでのクラスは今ひとつ、男性的な古典フラの力強さに欠けているとヒナ先生が感じていたからだそうです。


ホオナニを中心に置くことにより、ホオナニとヒナ先生それぞれが抱いていた葛藤を乗り越えて素晴らしいステージを成功させた。

そういう内容でした。


幸いホオナニ自身も、学校で同級生にからかわれることもなくむしろ同級生たちは「ホオナニが男か女かなんて、さほど問題じゃないんだ」と言ってるくらいですがこの世界には見えないところで差別対象になってる子供達が五万といるでしょう。


私はこのブログ内で何度も、ハワイ先住民文化が消えつつあると取り上げていますがこのジェンダー問題も元々守られていた存在の人々がまた息を吹き返してくれることを願っています。


しかし…性別問題は本当に簡単なことではなく、私やホオナニの同級生のように性別より人間性という考えだけで済まされないとてもシビアなことです。


中にはどさくさに紛れて、トランスジェンダーのフリをして悪い事をするならず者がいるのも事実だからなぁと。


男か女か、そもそも動物の世界はなぜどちらかに振り分けられるよう生まれてくるものなのか。

繁殖の為?生物学はよくわかりませんが。

性別の捉え方も人間界は多種多様になったとはいえ全ての人から理解・称賛は得られることができない最も難しいことなんですよね…。


そういう意味では、当事者たちの中には半ば諦めている人もいることでしょう。

できれば、うまく共生したいとは思いますけどね。