8月20日に行なわれる予定の「ちいさなちいさなホームコンサート12」の本番が近づいてきて、札幌教室も今週は大忙し。
音楽教室では、生徒たちが最終練習を行っているところです。
ところで、今回、チラシやプログラムに出演者として、新琴似3条3丁目アンサンブル というグループの名前がリストされています。
これは何なんですか?と質問をいただくこと多数・・。
これは、私の教室の生徒の中で、同じ町内会に住んでいる子が集まり、さらにその保護者を加えたメンバーで結成したアンサンブルチームなのです!
その町会の名前をとって 3条3丁目アンサンブルと名付けられました。
演奏メンバーは生徒4人とその家族たちで、ピアノ以外を演奏できる生徒には、管楽器などに回ってもらいました。
構成は、フルート、ソプラノリコーダー、テナーリコーダー、ホルン、ピアノ、パーカッションの6人。
演奏メンバー以外の家族も、毎日練習に自宅を開放したり、オリジナルのペナント(譜面隠し)を作ったり、4家族みんなでアンサンブルを支えています。スゴイ盛り上がりです。
今回、コンサートでは、スメタナ作曲「交響詩わが祖国」より「モルダウ」を演奏します。
原曲のオーケストラ版は12~3分ありますが、今回の編曲版はダイジェストで、7分少々に短縮していますが、原曲の雰囲気を生かし、通しで演奏します。
子どもやアマチュアが演奏するには大作でしょう。
実は、この編曲、私が担当しています。
というのも、メンバーが持ち寄った楽器の構成を考えると、既存の曲では楽譜がないのです。
また、何かの編曲版を変えて使うのも無理そう・・・子どもが演奏者に混じっていると言う事で、演奏技術的にも限度があるのです。
そのような、メンバーの希望を全て叶える楽譜がない・・ということで、私が作編曲してしまったほうが早いなあと思ったわけです。
また、私が編曲するなら、著作権の問題もあり、さらに選曲の範囲が狭まります。
そんな様々な条件の中で、スメタナのモルダウが曲の知名度としても、演奏会の趣旨としても最適ではないかと思った次第です。
編曲楽譜は後日ネットでも見られるようにしたいと思っています。
さて、昨夜、音楽教室で、3条3丁目アンサンブルの最後のあわせ練習を行ないました。
アンサンブルオリジナルのペナント(譜面隠し)がカッコよすぎ!!札幌の大通公園が印刷されていて、ALWAYS 三丁目の夕日風にしたんだそう。思わず写真を撮ってしまいました。
札幌教室の発表会とゲストコンサートが一緒になった「ちいさなちいさなホームコンサート」は、今回で12回目。
毎回前代未聞のことが何かしら起こる、というのが、私の教室ならではなのですが、今回は新たなアンサンブルチームが結成されるという、前代未聞のプログラムになっています。
さあ、3条3丁目アンサンブルの記念すべきデビュー、「モルダウ」はどんな演奏になるのでしょうか!?
ぜひ8月20日(日)のコンサートに足を運んで確かめてみてくださいね!
そして、ばっちり演奏が決まったら、ぜひブラボー!!の掛け声をお願いします。
演奏会情報はこちら。
ちいさなちいさなホームコンサート12
日時:2017年8月20日(日)13:00開演 ※講師とゲスト演奏は14:45予定
場所:ル・ケレス南円山ミュージアムホール(札幌市中央区南7条西22丁目1-22)
出演者:高橋照美(ソプラノ)、安藤むつみ(ピアノ)、中村彩子(作曲家)、畔田亜加理(ピアノ)、新琴似3条3丁目アンサンブル、中村彩子音楽教室生徒たち
入場料:無料