日々是お気楽-dndin


やめられない止まらない。


昔から、何かひとつの物に凝ると自制心を失う癖がある。それなりに人生経験を積んだ今では、これは危ないという物を自ら察知し、見なかったことにしようと言いきかせ、端から近づかないようにしている。我ながら大人になったものだと思う。それでも時々、知らぬ間にズブズブと泥沼にはまることもある。現在、その危機的状況に陥りつつあるのが、タイやベトナム製のインスタント・ラーメンやフォー、焼きそばの類だ。


そもそもの発端は、中学以来の友人である Aussie の George君が、秋葉原にある輸入食品店を教えてくれたことにある。我が家ではかなりの頻度でタコスが食卓に上る。最近ではシェルの代わりにフラワートルティーヤを使ったり、タコライスにしてみたり、いろいろ工夫して楽しんでいる。タコシーズニングやタコソースは、徒歩3分程の近所のスーパーで手に入れていた。ところが、ある日突然、そのスーパーの棚からタコス関係の商品が消えてしまったのだ。これは容易ならざる事態と言える。仕方なく、徒歩30分から40分の伊勢丹クイーンズシェフや Santoku で調達するしかない。恐らく、根津周辺で頻繁にタコスを食べる家は少なく、並べておいても売れなかったのだろう。

そんな窮状を知り、Aussie の George君が教えてくれたのが秋葉原の店だ。ちゃんと「なんとか商店」という名前はあるはずだが、覚えていない。僕は昔から店の名前を覚えるのが苦手なのだ。何度も通っているレストランの名前さえ判らない。どこにあるのか、何料理なのか、味はどうなのかさえ知っていれば、名前は関係ないと思ってしまう。


そんなこんなで、散歩がてら秋葉原へ出向き、名前の判らない店でタコシーズングとタコソースを買った時のこと。近くの棚に並んでいるタイやベトナム製の即席麺を見つけた。以前もどこかで買って食べたことがあるので、懐かしさから手にとったのだが、それが間違いだった。パックに載っているチープな写真に心を奪われ、とりあえず、棚に並んでいる全種類をまとめ買いしてしまった。結果、このところ朝食またはブランチは、毎日エスニックなラーメンか焼きそばかフォーだ。

作り方は極めて簡単。小さな鍋で3分間麺を茹で、粉末のスープの素とペースト状の香辛料、正体不明のオイルを加えてかき混ぜる。That's all で出来上がり。どうやら粉末のスープの素により、エビ味だったりビーフ味だったりするらしい。ペースト状の香辛料はナンプラーがベースで、見た目や味は全部同じと思える。最後に、好みでガーリックパウダーやフライドオニオンを加えるのがポイントだ。特に美味しくもないし、不味くもない。一人でコソコソ作り、TVのニュースなど見ながら食べている自分を想像すると、ドラマでこういうシーンが入ると、生活感が出るかも…などと、ちょっとワクワクしてくる。


買った分を食べてしまえば、そこで終わりになるのか。それとも、また買いに行ってしまうのか。

泥沼にはまるか抜け出せるかは、その辺が決め手になるだろう。


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