日々是お気楽-nubatama


久し振りに六本木へ出た。

向かった先は、これまた久し振りの俳優座劇場。


ふっくんの長男、布川隼汰くんが初めて座長を務める舞台を観るためだ。


「ぬばたまの淵 われても末に 逢わんとぞ想う」


隼汰座長は、政(まつりごと)が朝廷貴族の手から武士の手に移り変わる過渡期、混乱の中で権力争いと崇徳院の怨霊に翻弄される、若き木曽義基を演じる。ストーリーの展開上、どうしても崇徳院の動きに重点が置かれるだろうし、力のあるベテラン達の中で、初めての座長という大きなプレッシャーもある。そこで彼がどう輝けるのか、実は、ちょっと心配だった。しかし、いざ幕が開くと、その心配は徐々に消えていった。ベテラン勢の力業に正面からぶつかることなく、スイスイと自分のテンポで泳いでいく。多分これは天性のもの、布川ファミリーの血だろう。まだ武者になりきれていない若様、木曽義基を、無理せず等身大に演じる布川隼汰。この辺り、演出家の目は確かなんだなと感じる。アトリエ・エッジという劇団に巡り会え、本当にラッキーだったと思う。時代劇でありながら、ロックが流れ、要所要所にダンスが入る。衣装も装置も照明も時代に囚われない。役者達は時代劇の中で今を演じればいいのだ。


日々是お気楽-fuckn

いつも、隼汰の舞台には毎日のようにつき添うふっくん。シブがき隊時代には、息子の勉強をみるって、こんな感じなのかなァと感じさせられたこともあるが、今や立派なお父さんだ。まだまだこれから色々なことがあるだろうが、きっと家族で力を合わせて、乗りきるはずだ。


初めての座長公演を自分のペースで乗りきろうとする隼汰くん、それをそっと見守るふっくん、裏方で頑張るかおママ、たくさんの可能性をもった二人のお嬢ちゃん。

もしかしたら、かおママが一番大変なのかなァ?


舞台の余韻と、家族の暖かい空気を背に、久し振りの六本木を後にした。


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