日々是お気楽-kutsu


電線に何かが・・・。


近づいてよく見ると、スニーカーだ。靴紐を結び、きちんと一足セットでぶら下がっている。ハワイ島の Kona でも、Honolulu の裏通りでもよく見かける。時には、広い通りを横切る電線に、まるで計ったように、等間隔でぶら下がっていることもある。悪ガキ達のイタズラだが、見る度に笑える。

思い起こせば、僕も子供の頃、悪友と同じようなことをしていた。クラスメートの靴を電柱にひっかけて隠すのだ。現在と違い、昔の電柱は木製だった。電柱には、上に登って作業をする人のために、足場となる太い鉄釘が打たれていた。その何段目かの鉄釘に、運動靴を引っかけておくのだ。たいした高さではないが、運動の苦手な子や木登りの出来ない子は、取るのに苦労していたようだ。

なんてひどいことをしたの!と言わないで欲しい。高い所へ靴を引っかけるためには、こちらもそこまで登る必要があるのだ。意味のないイタズラに、それだけのリスクを冒していたことになる。そこへいくと、電線に靴を投げて引っかけるのは、多少の技は要るものの、自分が危険を冒すわけではない。イタズラとしては、僕らの方が正攻法と言える。


面白いのは、ハワイで見かけるこの手のスニーカーが、いつまでも放りっぱなしであることだ。日本なら、あんな物を電線にぶら下げておくのは危険だと、すぐに作業員がやって来て除去するだろう。ハワイでは、どうせそのうちひもが切れて落ちてくるさと、ずっと放置したままだ。

このスニーカーは、一体いつからここにぶら下がっているのだろうか。汚れ具合が絶妙で、後ろの石垣に溶け込み、まるでトリックアートのようになっている。


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