驚愕の真実…。
Kamehameha Hwy. を North Shore へ向かう途中、Sunset Beach で車を駐めたのは、道路の右に建つ、古ぼけた小さな店へ寄りたかったからだ。North Shore へ向かう車は多いが、この店のことを知らなければ、恐らく通り過ぎてしまうだろう。まして観光客であれば、ここに店があることさえ、気づかないかも知れない。
粗末な木造の店は、あちこち板が朽ち、はがれている。それを隠すため、何度も塗り重ねたペンキまで、乾いて剥がれ落ちている。
「SUNSET BEACH STORE」
そう、去年辺りから日本でも話題になり始めている「Chocolate Haupia Cream Pie」の元祖、
TED'S Bakery なのだ。
日本では、なぜかお洒落なスウィーツ扱いをされているが、もともとは小さな田舎町のパン屋さんの作る素朴なパイなのだ。アメリカらしく、ハワイらしく、ココナッツプリンとチョコレートを重ねた上に、「これでもか!」と言わんばかりにクリームが盛られている。見た目はとんでもなく甘そうだが、意外なことに、それほどバカ甘くない。サクサクのパイ生地と相まって、美味しいのだ。これなら、ホールの半分は一度にいけると錯覚してしまう。美味しいし、大好きだから、あまり文句は言いたくないが、僕にはどうしても納得出来ないことがある。
それは、何か。
ズバリ、値段だ。ハワイでは、ホールが10ドルちょっとで売られているにも関わらず、日本ではなんと、3000円以上する。ドルに換算すると、30ドルを越えることになる。ピースで買うと、大仰な箱に入って、確か525円だったと思う。ハワイでは本店でもスーパーでも、コンビニ弁当のフタと同じペラペラの透明ケースに入れられ、冷蔵の棚に乱雑に置かれている。食に対する文化の違いだろうか?
箱に入れたり、ひとつひとつ保冷シートでくるんだりしないでいいから、無茶な値段で売らないで欲しいのだ。しかも、ホールは事前に注文しないと手に入らないなんて、そんなのは、嫌だ。
美味しいから、もっと気楽にたべたいのに…。


