日々是お気楽-shuseki


輝きのパワー。


ずっと気になっていた人の、初めての個展へ出かけた。江戸切り子の若きマイスター、三代目秀石こと、堀口徹さんの個展だ。だいぶ前にお知らせをいただき、是非お邪魔したいと思っていたのだが、いろいろと用事がたて込み、延び延びになっていた。


三代目とは、去年坂崎幸ちゃんの紹介で知り合った。忙しい中、いきなり無理を言い、ハワイの友人へプレゼントを作ってもらった。彼は、嫌な顔ひとつせず、完成した美しい作品を、わざわざ自宅まで届けてくれたのだ。腕がいいだけではない、その人柄の素晴らしさに、僕はいっぺんで彼のファンになってしまった。

三代目は、江戸切り子の伝統を守る堀口硝子の跡取りだが、その立場にあぐらをかくことを良しとせず、社内で独立する形で、自身のブランドを立ち上げている。


「伝統は守っているだけでは駄目だと思います。江戸時代には江戸時代の江戸切り子があり、明治には明治の、昭和には昭和の江戸切り子があるはずです。僕は今も時代の新しい江戸切り子を作りたいんです」


まさにその通りだと思う。三代目の削り出す切り子を、伝統から外れているという人がいるかも知れないが、それでいいのだ。20年、30年、100年と時を経た時、三代目の切り子は平成の江戸切り子として立派に残っていくだろう。それでいいのだ。確かな腕を持ち、新しいことにチャレンジしていく彼の目は、いつも、作品同様、キラキラと輝いている。彼と会い、話し、作品を見せてもらう度に、僕自身、その輝きの持つパワーをわけてもらえる気がする。


個展は、中央区八重洲2丁目の「和田画廊」で開かれている。当初、6日までの予定だったが、好評のため、一週間延長されることになったそうだ。時間がおありであれば、というより、是非、みなさんにも足を運んでいただきたい。三代目の創り出す江戸切り子の輝きに触れていただきたい。


詳しい場所は、↓でご確認を。


http://www.wadagarou.com/


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