日々是お気楽-croquette


生まれて初めて沖縄料理を食べた。


Coming out というほど大袈裟なことではないが、実は、僕はこの年になるまで、沖縄料理を一度も食べたことがなかった。周りに沖縄好きは多く、美味しいから食べに行こうと何度も誘われてはいた。しかし、どうしても一歩が踏み出せずにいたのだ。

というのも、昔、映画関係者に連れて行かれた渋谷のガード下で、豚足や豚の鼻や耳、内臓のフルコースに焼酎付きで責め立てられた悪夢の経験を持つ。これが完全にトラウマになっていて、豚足やミミガーに拒絶反応をしめしてしまうからだ。おまけにゴーヤも駄目、泡盛も駄目となれば、沖縄料理に魅力を感じるわけがない。アルコール分解酵素を持たない人間にとり、泡盛は劇薬に匹敵する。


そんな僕が、話の流れで沖縄料理店のドアを開けたのだが、これにはかなりの勇気を必要とした。食べられる物は何もないだろう、おとなしくウーロン茶でも飲んでいようと思ったのだが、以外や以外、結構食べられる物のあることを知り、驚いた。

「紫芋のコロッケ」、「ソーメン・チャンプルー」、「島豆腐」、「海ブドウ」、「タコライス」等々。特に「紫芋のコロッケ」は素晴らしかった。油も軽く、これなら毎日食べても大丈夫だろう。飲み物も、東京ではなかなかお目にかかれないルートビアが置いてある。「タコライス」もまあまあだったし、これから沖縄料理も、食の選択肢に入れてもいいと感じてきた。最後に食べた「サーターアンダーギー」(で合ってる?)は、マラサダより美味しかった。ゴーヤや豚足、ミミガーはお断りしたが、ちゃんと食べられる物もあることを知り、有意義な夜となった。


で、「サーターアンダーギー」だが、書き換えると「Under着」になる。つまり下着になるわけだ。食べながら気づいたけれど、受けそうもないので、その場では黙っていた。