日々是お気楽-hana


我が家の近くに「華」という中華料理店がある。

店の入っている場所には、以前、焼き肉屋があった。焼き肉屋の前は居酒屋だった。居酒屋の前は美容院で、その前はパチンコ店だった。パチンコに興味のない僕は、どんなパチンコ店だったか知らないし、美容院時代のことも知らない。酒を飲まないから、居酒屋についても知らない。焼き肉屋は安くておいしかった。キムチもおいしかった。近所に焼き肉屋がなかったこともあり、結構ひいきにしていた。ある日突然、焼き肉屋が店をたたんだ時は、本気でガッカリした。


そして登場したのが、中華料理店の「華」だ。

この辺にしては、少し強気な値段設定というか、何軒かある中華の店の中では一番高いので、早晩、撤退するだろうと思った。とりあえず、一度試してみようということで、家族揃って出かけ、驚いた。とてもおいしい。多少高くても、文句は言えない味なのだ。特に、僕は炒飯系が気に入っている。「じゃことにんにくの炒飯」は秀逸だ。

最近知ったのだが、「華」の料理長は、神田の「揚子江飯店」の料理長だったという。なるほど、おいしくて当然だ。

僕の夏の楽しみのひとつ、「冷やし中華」も、揚子江の味を受け継いでいておいしい。全ての具材が、きちんと細切りになっている。これは、僕の中の「冷やし中華の定義」にピッタリ合っている。

焼き肉屋のように、ある日突然・・・などということなく、ずっと、おいしい中華を作り続けていて欲しい。