日々是お気楽-Stars & Stripes


去年の春先からジム通いを始めた。

実は、これまでにも何度か、いくつかのジムの会員になった経験はあるのだが、長続きしなかった。まだ若く、自分の体に自信があったからだろう。わざわざジムへ行かずとも、自宅で鍛えられると思ってしまったからだ。確かに、簡単な道具を使い、自分で体を鍛えることは出来る。極端に言えば、道具なしでも体を鍛えるのは簡単なことだと思う。


今回、またぞろジム通いを始めたのは、妻に誘われたからだ。夫婦でジムへ通い、ムキムキになるのも面白いからも知れない。彼女にも、その素質は十分にある。

久し振りに足を踏み入れたジムには、新しいマシーンが並び、ワクワクしてしまった。僕はもともとマシーン好きだから、胸や肩、腕や腹筋を鍛えるマシーンに飛びついた。

僕が体を鍛えるには、訳がある。「醜いジジイになりたくない」のだ。子供の頃に見た近所の爺さん達は、みんな細い体をしていた。薄い胸、細い手足、下腹だけがポッコリでている。そんな爺さんばかりだった。僕は、70になっても80になっても、「脱いだら凄いんですジジイ」でいたい。Discovery チャンネルで放送されている「アメリカン・チョッパー」の親父さんが、僕の理想だ。

そんなわけで、僕は毎回マシーンで汗を流す。妻は、どういうわけかプールにこだわっている。泳ぐのが好きなのだろうか?ジムの入り口で「じゃあね」と手を振り、僕はマシーンへ、妻はプールへ向かう。水泳は全身を均等に鍛えるのに最適、それは判っているのだが、即効性がない。マシーンを使うと、体の変化がすぐに実感出来る。恐らく僕は、せっかちな人間なのだろう。それでも、何かの気まぐれで泳ぐかも知れないと、とりあえず水着だけは買ってある。しかし、買ってあるだけで、入会してから、一度もプールへは足を向けなかった。

そんな僕を、どうしてもプールへ引き込みたいのだろう。妻の元へ届いた宅配便の箱から、僕の水着に合わせた水泳帽とゴーグルが出て来た。なかなか良い。これならたまにプールへ行ってもいいかなと思う。


まるで、「キャプテンアメリカ」の気分だ!