映画『スキャンダル』を鑑賞 | 宇宙の限りなき優しさの中で

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シャーリーズ・セロンニコール・キッドマンマーゴット・ロビーが共演の2019年の映画『スキャンダル』を観ました。

アカデミー賞でカズ・ヒロ(辻一弘)がメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞したことでも楽しみにしていた作品。

2016年にアメリカの「FOXニュース」で実際に起こった、女性キャスターたちへのセクハラに対する告発を描いた物語。



映画『スキャンダル』予告編


監督は『ミート・ザ・ペアレンツ』のジェイ・ローチ

主演のシャーリーズ・セロンが製作にも参加しており、彼女からの熱いオファーを受けてカズ・ヒロが特殊メイクに参加。

他の出演は、告発されるCEO役のジョン・リスゴーなど。




まず率直に観た感想は、セリフが多くて物語についていくのがやっとな感じで、途中で誰がどの人だったかわからなくなる。

カットの展開が早いというのもあったが、主役3人のそれぞれの想いはきちっと伝わるように描かれていたと思います。

あと、ニコール・キッドマン演じるグレッチェンの最後の一手がお見事であったが、いまひとつスカッとしない結末にも感じた。




セクハラを受け入れない女性は仕事の能力に関係なく排除されるような扱いになる組織というのはなんと醜いことだろう。

権力を手にした人間の支配欲は本当に恐ろしいと感じた。


家族がいる者は告発側に味方すると仕事を失うという思いがあったりで、物語を通していろいろ考えさせられた作品であった。

やはり出会う出来事の中で日々の選択を大切にしたいと思う。




では今回の曲は、この映画のエンドクレジットソングで、
レジーナ・スペクターの『One Little Soldier』。


One Little Soldier / Regina Spektor