今回は、キリスト教の祖であるナザレのイエス。
私が今までに観たイエスを演じた俳優で一番印象に残っているのは、多彩な役を演じる名優のウィレム・デフォー。
今回紹介するのは、彼の1988年の主演映画『最後の誘惑』。
監督は『沈黙 ｰサイレンスｰ』のマーティン・スコセッシ。
映画『最後の誘惑』英語版予告編
｢神の子｣ と呼ばれた救世主イエス・キリストの物語。
新約聖書に登場するナザレのイエスのエピソードを交えながら、スコセッシ監督独自の演出によるイエスの受難を描いた作品。
他の出演は、使徒のユダ役で『レザボア・ドッグス』のハーヴェイ・カイテル、ピラト総督役でデヴィッド・ボウイなど。
神殿で祭司たちに「神が宮殿を建てろと？ 神が動物の生け贄や献金を求めたか？」と話すイエス。
私が選ぶこの映画からの名言は、その祭司たちにイエスが「神はお前たちだけのものと思うのか？」と話したあとの次の言葉。
神の不滅の魂は、
この世のすべての人のものだ。
人間が神聖だと決めた場所にだけ神がいるのではなく、すべての人の心の中に神聖なものが宿っているという真理を語る言葉。
外見や言葉で敬虔に振る舞っていても、その心に真の愛がなければ意味などないことを教えてくれる物語でした。
ほぼ毎年出演作があり、多彩な役を演じるウィレム・デフォー。
イエスを演じた俳優で一番印象に残ってるのは、私が今も大好きな映画『ストリート・オブ・ファイヤー』に出演してたから。
映画観てて出演してると、なんか嬉しく感じる好きな俳優さん。
WOWOWで２月に放送される、画家のゴッホを演じた『永遠の門 ゴッホの見た未来』も楽しみにしてる作品です。
この地に生まれ人間として生き「愛」を説いたナザレのイエス。
では今回の曲は、アンドレア・ボチェッリ feat. エリー・ゴールディングの『リターン・トゥ・ラブ』。
Return to Love / Andrea Bocelli, Ellie Goulding