私は来月、難易度の高い試験を受ける。

まあまあ勉強すれば受かる試験より

自分が今いるレベルより

少し高いレベルの試験を受ける方が

だらけたり怠ける時間なんか存在しなくなるし

勉強しがいがあるからだ。


先日、試験対策の講習会があった。

私は参加しなかった。

なぜ参加しなかったのか。

明確な理由がある。

試験対策の講習会へ行って

何を学び、得るかは人それぞれだけれど

私は勉強の仕方、対策の仕方は

人から学ぶものではなく

自分で見つけるものだと思っている。

人から教えてもらったやり方をやっても

自分には合わない場合があるし

自分に合ったやり方を知っているのなら

わざわざ高いお金を出して

講習会に参加をしなくても

合格出来ると思うから。


要は

人に言われてやるか。

自分からやるか。

の違いだとは思うのだけれど

全てを人に頼っていたら

自分から何かをすることってなくなると思う。

だって

自分でやるより、自分で見つけるより

人を頼る方が圧倒的にラクなんだもの。


看護師国家試験を受験する前に

一度、講習会に参加した経験があります。

そのときにも思ったの。

出題されやすい問題や傾向は掴めても

実際に出題される問題まではわからないし

それって

きちんと勉強していれば答えられることだよね、って。

だったら

自分で勉強する時間に使った方が良いと思った。


国家試験含め試験って

問題数解いていたら

自然と傾向は掴めるようになるし

出される問題もわかってくるんだよね。


たとえばだけれど

2013年に制定された法律は何か

という問題があったとしたら

その法律名を覚えるだけでは対策にはならないのよ。

ちなみにこれは

障害者総合支援法のことなんだけれど

この法律って

政権交代やら障害当事者からの批判によって一度流れてしまった法律なんだよね。

数年遅れで内容も名前も改定して出来た法律なのよ。


何年に制定されたのか。

どういう経緯で制定に至ったのか。

それらを学ぶことが勉強であって

答えだけを丸暗記していたら

ストレートな出し方ではなく

捻った出し方をされたときに答えられなくなるよ。


勉強ってさ

手を抜くなら

丸暗記が手っ取り早いんだよ。

だって覚えるだけなんだもの。

でも

丸暗記だと必ず対応しきれない問題は出るし

学校のテストはもちろん、国のテストなんて

丸暗記で通用するような、そんな優しい問題は出ないよね。

私が出題者なら絶対に出さないもの。


ただ覚えるだけなら

それは勉強とはいわない。

自分の中で噛み砕いて、理解して、覚えて

はじめて勉強なのよ。


誰かに頼っているうちは

まだまだだと思う。

誰かに言われなきゃ、やらないのなら

その勉強は続かないと思う。

それは

都道府県知事試験、国家試験、数々の検定試験を受けてきた私が

常々、感じていることです。