看護学校に入って看護師目指して17年。

看護師なって12年。

5年一貫の看護学校に通っていたので

大学や専門卒の人より

看護師になるのは早かったし

同い年の人に比べたら

看護師になってから積んだ経験も多い。


この業界を目指したときから

気がおかしくなるくらい言われてきたことが

「多分という言葉は許されない」

ということだ。

多分〜です、なんて言おうものなら

教員から強く注意を受けた。

「貴女の多分、で人は簡単に生命をおとす」

と。

わかっていることだったから

それでも人間だから

言われるたびに、気がおかしくなりそうだった。

でも、そのとき誓った。

言い訳は一切しないと。

まだ学生だから〜、まだ1年目だから〜、まだ若いから〜

なんてこの先一生言わないと誓った。

その日以来

私は実際に一度もこの言葉を使ったことはない。


多分、は許されない世界で生きてきて

これからも許されない世界で生きる。


私は白黒思考だから

逆に向いているかもしれないね。

この世界が。

この業界が。