精神科へ通い、治療を受けている人なら

多少わかる部分があるのではないか、と思うのですが

私は精神科での治療(投薬やカウンセリングを含め)に対して、最初は2割だけ期待をするようにしています。

治療開始から、絶対に効くとか体調が良くなるとかは思わないようにしているの。

それは

治療が上手くいかなかった時に心がグチャグチャに乱れ

しばらくのあいだ、収拾がつかなくなるからです。


すんなりと一筋縄ではいかないのが精神科の治療だし

患者である私自身も正直わからないところが多々あります。


だから……

私が尊敬する職業のひとつが精神科医なんです。

(少し不思議なDr.が多いけれどね 笑)


見ただけではわからない。

数値では判断出来ない。

スケール値で表すことすら出来ない。

Dr.自身も体験したことがない。

見える形での診断が難しい。


精神科はDr.さえも

未知なる世界、未知なる領域での診断、治療だと思っています。


痛みとか吐き気とか鼻水とか痒みとか

体験したことのある症状ではないのが精神疾患。


私が主として抱えている、フラッシュバックや過度の上がり症、不安症、失声、失立失歩、過換気症候群。

向精神薬依存症によるフラッシュバック、薬への依存、過覚醒、不眠。

体験したことのあるDr.はほとんどいないと思います。

(もちろん体験しないに越したことはない)


だから

治療がたったの1度で上手くいき

絶好調が続く、とは思っていない。

Dr.も私も未知なる世界への挑戦であり闘いであると思っています。


目に見える形で表すことが出来たら良いのにね。

そうしたら、きっともっと、この疾患があっても救われる。

私は発達障害があって、精神疾患があっても

【不幸ではない】

でも

【とてもとても不便で、無理解無関心への虚しさ寂しさは心にある】

だから

【理解しようとしてくれる少数の人に心が救われる】

のだ。