手話を始めてから

【人(通訳)を介さずに話がしたい】

と強く思うようになった。


自分の気持ちは自分の言葉(手話)で伝えたい。

相手の気持ちは相手の言葉(手話)で受け止め、受け容れたい。

それが私の心からの理想で希望で実現したい目標なのだ。


通訳に限った話ではないが

人を介すと

どうしても誤解が生じたり、通じ合わなかったりする。


私がそこまで強い気持ちを抱く一番の大きな理由は

私は通訳と話がしたいわけではなく

目の前にいる聴こえない人と話がしたいし

その人の言葉をしっかりと受け止めたいからだ。


思えば、私がフランス語を勉強していた時も同じような理由だった。

シャンソンが大好き。

フランスが誇るであろう最高峰のシャンソンシンガーは、エディット・ピアフだと私は思っています。

私はピアフの歌を、言葉を通訳なしで聴きたい、理解したいと思いました。

ピアフの歌がなぜ人々の心を打つのか、自分で知りたかった。

それだけの理由で、フランス語を学びました。

CAの教官を務める従姉が

大学生の時に、フランス語を専攻していたので

わからないところは従姉に教えてもらい、それ以外は独学で学びました。

理由は不純だったかもしれませんが

不純な理由のためだけに

私はフランス語を頑張ったのです。


不純な理由のためだけに頑張れた私が

他の理由のために頑張れないはずがありません。

だから私は信じています。

自分は何があっても、どんな状況でも頑張れる人間だということを信じています。