コンサータは

医薬品のなかで、流通規制が敷かれている薬剤です。

処方出来る医師は、精神保健指定医のみ。

患者登録が必要で、薬局では、処方箋と一緒に患者IDカード、身分証明書が必須となります。


コンサータより強く効く、といわれるビバンセは日本では成人には承認されていません。

小児(17歳まで)は服用可能です。


今まで、ADHDの治療薬で

小児→成人と承認された薬は

インチュニブ、ストラテラです。

このように、ビバンセも成人に承認されるかと思っていましたが

最近、論文や精神科医の話を聞いていると、成人への承認はかなり厳しい&険しいのではないか、と思っています。

というのも

ビバンセもコンサータ同様に流通規制が敷かれてはいますが

もっと高い壁となるのが

ビバンセは服用後に体内でdアンフェタミンに変わることです。

これは覚醒剤取締法に規定する覚醒剤の原料となるんですよね。

流通規制に加え、覚醒剤取締法による規制も関わる。

そうなると

成人への承認はなかなか難しいと思います。


コンサータもリタリンの徐放剤。

リタリンは一時期、かなり問題となる事件になり

処方可能な疾患がほぼないのが現実です。

そのリタリンの徐放剤なのですから

コンサータも強い薬だとわかりますが

(服用していて自分でも感じる強さ)

それを上回るビバンセ。

成人への承認も議論はされているみたいですが

なかなか進展しないのは成人だからよね、と思っています。


コンサータも服用する身としては

厳しいなぁ〜、と思います。

ADHDってさ

そもそも、不注意があるからね。

わたしなんか、不注意優位のADHDで

自慢じゃないけれど

学生時代の成績表には

「忘れ物の女王」と書かれていたくらいだから(おかげでADHDの診断は即つきました)

そういう人たちに

診察券、保険証、お薬手帳、自立支援医療、患者ID、身分証明書

って大変なんだよ、かなり。

精神科受診前は、わたしも

忘れ物がないか確認行為が倍増するから。


更新制度がないだけマシなのかもしれないけれども

出来れば、全て1つに紐づけしてほしいです。