やったことがある人

もしくは、今もやっている人なら

わかると思いますが

相手の言語を自分が話すのと

相手の言語を自分が通訳するのとは

全く違い

2つを行うことは物凄く、大変です。


どちらかというと

私としては、相手の言語を自分が話す方が

気持ちとしては、ラクです。

1対1、もしくは、1対複数で

他の人を介さずに、自分の言いたいことを言えるし

相手と自分の会話に集中が出来る。


通訳をする、となると

主体となるのは

自分ではありません。

その人と、その話手が主になります。

自分は、第三者としての立場になり

双方の話を、双方の言葉に換えて

話す必要があります。


勝手に、言葉を端折ったり

自分の解釈を入れたりは、許されません。

それをしてしまうと

会話の通訳ではなくなってしまうから。

自分も、その会話に参加しているだけでそれは、通訳でもなんでもないから。


当たり前だけれど、難しいですよ。

頭の中は常にフル回転だし

ミスは許されません。

自分が、言葉を誤れば

その人たちの関係性が崩れるかもしれない。

内容によっては、生命にも関わります。


学生時代から全く変わっていないのは

語学を学ぶことが好きだということ。

多分、それは、私が

コミュニケーションが苦手だから、かな。

だから、語学に惹かれるのかもしれない。


私が、これまで学んできた言語で

1番、苦手意識が強いのが日本語。

それは

きっと、日本語を第一言語としている自分が日本語が苦手だということに

強いコンプレックスがあるからだと思う。


周りの人からも、よく、言われる。

日本語ではない言語の方が

あなたの気持ちは、ストレートに伝わる、と。

全く表情が違うし、イキイキしている、と。


日本人で

日本に暮らしていて

日本の学校に通い、授業を受け

日本語を第一言語としているけれど

私は、日本語が1番、苦手だし

日本語が1番、頭を使うし、気を遣う。


だから

プライベートでは、日本語より

他の言語をつかっていることが多い。

英語、フランス語、手話……。

私の友人は、ほとんどの人が

海外暮らしをしていたり

手話をつかう人たちだから

会話を、日本語に拘る必要がないし

彼らと話している時は

自分の気持ちを自然と出せるし

自然体でいられるから

だから、とても、気持ちがラク。


言葉やコミュニケーションに疲弊するたびに

精神科の主治医の先生からも

「日本から離れた方が、きっと、生きやすいんだろうと思う。」

と、言われてきた。

先生は、海外暮らしをしていたこともあるので

余計に、そう感じるのだと思う。


でも、今は

こうして、周りの人にも、恵まれて

仕事とプライベートを完全に切り離して

自分の苦手なことや好きなこと、出来ないことや出来ることに

気付き、向き合うことが出来たから

私は、私らしく、いられるのだと思いますうさぎ飛び出すハート