ベランダの苺が いちご赤く色づいて 食べごろになりました。

 

5年前 娘と植えた 苺の苗です。

 

水やりしていただけなのに  今年は白い花が次々に咲いて

 

つやつやの苺が 4つ いちごいちごいちごいちご食べごろに  

 

まだ 5つ 6つ 実が膨らんできています。

 

今までで 一番たくさん 実りました。

 

初々しい 赤い実 あっこに お供えしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年も

 

高校を卒業して 大学に進学したり 社会人になったり

 

 

親元を離れ 故郷を離れて

 

 

 

新しい生活をスタートさせた 若い人たち 大勢いることでしょうね。

 

 

 

 

 

 

もう20年も前のことなんですが・・・

 

新学期 4月5月のあわただしくも 心弾んだ大学生活

 

寮生活を始めたころの 娘のこと

 

 

 

昨日のことの様に 浮かぶんです・・・。

 

 

 

 

 

 

娘は社会学部でした。

 

 

大学のクラスは 選択する 第2外国語別に 決められていました。

 

 

フランス語を選択して 

 

一緒のクラスになったMちゃんは

 

彼女の生涯の親友の一人になりました。

 

 

 

 

 

 

 

寮費の安い 大学の学生寮に住んで

   

 

育英会の奨学金と 家庭教師のアルバイト

  

 

それから 大学の掲示板に貼られていた 企業からの給費の奨学金の三本立てで

 

 

途中から結婚式場のアルバイトも加わえて

 

 

大学4年間を 仕送りなしですべて賄ってくれました。

 

 

 

 

そんな中

 

 

 

給費の奨学金を受けるために 面接に行かなけらばならない日に

 

 

厳しい授業で有名な フランス語T先生の授業が入っていました。

 

 

あ 「奨学金を受けるための面接に 行かなけらばならないので 授業を欠席します」

 

と申し出ると

 

T「大学の授業は 自己責任だから わざわざ欠席届は いらないよ」

 

と言われてしまったとか。

 

 

 

 田舎から東京に 出てきたばかりの 初々しい新入生に

 

 

厳しいT先生が 優しく答えてくださったと 後に聞きました。

 

 

 

 


 

 

時がたって フランス語の辞書

 

 ”ロワイヤル仏和中辞典”を使うようになって

 

 

最初のページに載っている

 

辞典の編纂者の中に T先生の名前を見つけて

 

授業の後に

 

 「先生 ここにサインして下ください」

 

と お願いしたそうです。

 

 

 

 

友 「あっこちゃん Tと何話してたの?」

 

あ 「辞書に サインしてもらった」

 

友 「え!T 怖くない?」

 

あ 「そんなことないよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今も  あっこの愛用していた 仏和辞典が

 

 

本棚にあります。

 

 

 

 

何事にも一生懸命だった 暁子が 時空を超えて ここにいるようです。

 

 

初々しかったんだろうな ・・・と 思う母です。