私の母も癌で、何度手術を経験した。『今日が、ヤマです。。。』と医師に告げられたこともある。それは『今日お母さんが亡くなるかもしれません、こればかりはわかりません』という意味なのだった。


お母さんは もう長くないんだ。。。死んでしまうかもしれないんだ。

お母さんが死んだら どうしよう。。。お母さんが死ぬって どういうこと??



こればかりを 私はひとりで考えるようになった。


お母さんが この家から永遠にいなくなるって どういうこと?

人は 死んだら どうなるの??

どうして 私のお母さんが 死なないといけないの??

妹はまだ7歳なのに、それなのに お母さんが死んでしまうの??



だんだん 母に迫る死を 実感できるようになったのかもしれない。

人間が死ぬということ、私は そんな場面を 見たことが無かった。

だからこそ、全く 予想外のことで 訳がわからなかった。

ただただ、母親と離れざるを得なくなった妹を悲しませないために、7歳の妹の母親代わりをすることで、私の頭はいっぱいだったのだ。

そして、母に合える日(面会に行く日)を楽しみにさせて、妹を元気付けたのである。


それから、癌に侵されている母の顔を見たときに、飛び切りの笑顔で『お家のことは大丈夫だよ。心配しないで』

と言うのが、13歳の私の役割だと 認識したのである。

ただただ私は、妹の前で涙を涙をこらえるしかなかった。。。

母親の愛情を受けることができない幼い妹への、私からの愛情だった。

妹を不安にさせないために。。。


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