「曲」なるブログ・テーマの16回目となります。

 

<どーでもいい長い前文。>

 

わたしが顔を出させて頂いてるほぼ月例のジャズ研OBセッション・バンドは、上は63歳から下は51歳まで、と、干支を一周回していて、猿や犬や雉やキビ団子とかがひとしきり揃っておって、そんな中でもうじき56のわたしは下から2番目。孫がいる人が2名、持病持ちがほとんど。わたしは持病はないが、「お前はアタマがビョーキだ」と云われ続け、早いものでもう5年ほど続いている。

 

ただ、昨秋までは純然たるジャム・セッションだった。スタジオに集合して楽器を取り出して、「..... で、どの曲やる?」、というやつ。それはそれで良いのだけども、問題点としては事前の準備ができない、個別の曲の分析がおざなりになりがち、個人練習において(中長期的目標は別として)目先の目標が見出しにくい、アンサンブルがない、などの短所も感じていました。

 

そんな中、昨秋からベース氏が上手に仕切るようになって、行き当たりばったりのジャム・セッションから、事前に曲決めをする一方、毎回同じ曲を繰り返して練りマン、もとい、マンネリ化しないように、毎回3、4曲を入れ替えるようになってからは、自分自身の上達の歩みの遅さには相変わらず辟易としながらも、モチショーベン、もとい、モチベーションと云いますか、目先の行動計画やら分析する対象の曲やらが明確になってきたので楽しいです。ただ、曲の入れ替えが速いので、「やり残し感」は残るにしても。

 

昨秋からは曲の色合いも変わってきて、おおよそジャズ50%、ボサ&MPB50%のブレンドとなり、元来ブラジルものは好きであったわたしはめでたくも昨秋以来ブラジル狂いとなりました。残る50%のジャズの方は、映画音楽や流行歌に端を発したウタモノは殆どなく、ハードバップものが多いかな。その理由を勝手に想像するに、MPBはさておき、ボサノヴァってのは淡々とやってあまり煽ったりしないスタイルなので、リズム隊、特に暴れ太鼓の先輩氏にとっては周囲を煽って暴れる君と化する機会が僅少なので、ジャズの方はハードゲイ、もとい、ハード系に寄せているのかもしれん。それに、唄中心のボサ&MPBに加え、ジャズの方も唄中心だったらしょうもないことになるかもしれんし。

 

真の理由はともかく、ブラジルものはメロディックな曲ばかり、ジャズの方は対照的にガッツリ系。わたし個人はどうか?と問わるならば、わたしはメロディック系が好きなのでありますが、ガッツリ系もやらせて頂くことを大切に思ってます。いくらラーメンが好きだからと云って、毎日3食ラーメン喰らってたら病気になるか死ぬだろうし。

 

<どーでもいい本文。>

 

で、ブラジルもの大好きの先輩氏2名の陰毛、もとい、陰謀、によってすっかりブラジル狂いとなったわたしは、ネットに転がっているボサ&MPBの大量のPDF譜面をDVDに焼いて嫌がらせのように配布したり、次回にやる曲にブラジルものの曲をちょいちょい忍び入れたりしているのだけども、その一方、ブラジルもの、ジャズを問わず、折角管楽器がデヴィッド・サンボーン、もとい、管楽器が3本いるのだから、出来合いのホーン・アンサンブルの音を拾ってみたりや、出来合いの演奏が見当たらない場合は初歩的なホーン・ヴォイシングをやってみたりしています。こうしたことは事前に曲決めされていないジャムとはまた違った新たな楽しみとなりました。オベンキョーにもなるだろうし。

 

んで、次回の曲のうち1曲は、CTI時代のハバードの"Red Clay"だそうな。ソロ箇所は"Sunny"に似たコード進行のやつ。

 

この曲に関しては、あらかじめやってみたいホーン・アンサンブルのバージョン(英米語では"version"という言葉は使わず"rendition"と云います)は。自分の中では決まっているのだけども、一応他にカッコイイのがあるかどうかをまさぐって、もとい、さぐってみました。

 

1. まずはハバード、ジョーヘン、ハンコック、ロンカーにレニー・ホワイトのオリジナル。

 

https://www.youtube.com/watch?v=wA1ZelIbUfI

 

2. 頭突いて、もとい、続いてジャック・ウィルキンス。

 

https://www.youtube.com/watch?v=flHXwsl8cBI

 

3. ハバード、ジョーヘンにビリー・チャイルズの演奏。へええ、こんなCDがあったのか。知らなんだ。おいら、ビリー・チャイルズ好きなんだよね。アップテンポでかっこええのう。簡単なホーン・アンサンブルがある。

 

4. ...... などと一応ネットをまさぐってみたが、やっぱりこれだな。マーク・マーフィーのMuse盤。わたしの愛聴盤。当時引っ張りだこのブレッカー・ブラジャーズとサンボーンのホーン・セクション。かっこええのう。この演奏でお伺いを立ててみることにしよう。4小節のリフはやらないだろうにしても。

 

https://www.youtube.com/watch?v=XdF0AcklZNs

 

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