Various Artists, “Hommage A Eberhart Weber” (2015 ECM)

Pat Metheny (g)
Jan Garbarek (ss)
Gary Burton (via)
Scott Colley (b)
Danny Gottlieb (ds)
Paul McCandkess (English horn, ss)
Klaus Graf (as)
Ernst Mutter (euphonium)

…… and the SWR Big Band

1. Resume Variations
2. Hommage
3. Touch
4. Maurizius
5. Tubingen
6. Notes After An Evening

しばし悩んだ挙句、あえて標題を"Eberhard Weber"にしました。当人は残念にも脳卒中?でベースは弾けない身となっているにも関わらず、だ。

思えば当ブログではECMはあまり頻繁に扱っていない。でも、モノによっては好きであります。かといって、頻繁に聴くわけでもなく、あるミュージシャンのCDを欠かさず購入することもない。時折り、ポツポツと点のように買う。したがってミュージシャンの経歴や変遷をなぞって、結果その人の線分を形成するような買い方はしていないのであります。

ECM、結構好きなのに、「なんでだろう(テツandトモ)」と考えてみたのだけども、苦し紛れに出てきた理由として、「学生時代や社会人駆け出しの頃、それに子育て時期を通して、小遣いの上限が今と比べて低かったので、買う余裕がなかった。」、っつうとこかな。

では、続く問題として、「なぜ他のCDを優先して、ECMをあまり買わなかったのか?」、なるところにたどり着くので、再度しばし考えたところ、これも苦し紛れに、『総じてECMは自分にとって、純粋に「聴く」音楽である』ように思えてきました。ま、いつものようにどーでもいい話なんだけどもさっ。

このCD、ネットとかの評判に違わずとてもいいですね。ただ、このCDに限ってはメセニーが参加しなかった方がよりエバーハルト・ウェーバーの世界に近かったんではなかろうか、と、これまでたいしてエバーハルト・ウェーバーを聴いてこなかったこのおっさんはエラソーに思ったのでもありました。

いや、俺、メセニー大好きだよ、米国在住時代は3回聴きに行ったよ、リチャード・ボナ時代のメセニー・グループを2回、添えにアントニオ・サンチェスにクリスチャン・マクブライドとのやつを一度。

確かにメセニーも駆け出しの頃はバートンのグループとかでECMでやってるけども、あれはあの頃のメセニーで、このCDでのメセニーは、やはり今のメセニー・サウンドのように聴こえます。クラシックの土壌とドイツ人気質のエバーハルト・ウェーバーの音楽に対して、メセニーの米国中西部ノスタルジア的な近年のメセニー・サウンドとがしっくりこないように感じました。

って、あっ、いけねっ、エラソーに大失態、なんだか批評めいたことを書いちまった。繰り返し触れましたように、たいしてECMを聴いてこなかったおっさんの世迷言と

でも、いいね、これ。

Youtubeで1曲だけ試聴できます。個人的にはガルバレクとスコット・コリーをフィーチャーしたこの曲がいっとう好きかも。

https://www.youtube.com/watch?v=t-d7q_iO0rU (Resume Variations)


[独り言。] 昨日まで3泊4日と思い込んでいたが、カミさんはこれから4泊5日のディープ・トーホク介護&雪掻きの旅に今夜の深夜バスに乗る。酒と食材の買い出しは終えた、昨晩はミートソースを下拵えして(具材:タマネギ、セロリー、ショウガ、牛豚挽肉、インゲン豆、マッシュルームにホールトマト、バジル、パセリ、コンソメ、バター)、4食分を冷凍庫に。お犬様の食事も冷凍庫。冷蔵庫にはキムチチゲの具材と余り御飯対策用のチャーハンの具材も。酒は十分過ぎるほど転がっている。さあて、鬼の居ぬ間にこんなこともあんなこともしてみたいのだが、あいにく金がないし、当地には楽しい夜遊びをするよなお店もない。これまで通り、今回もお犬様と二人、サバイバルの4泊5日となりそうであります。

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