Thelonious Monk Quartet With John Coltrane, "Complete Live At The Five Spot" (1957 Gambit)
John Coltrane (ts)
Thelonious Monk (p)
Ahmed Abdul-Malik (b)
Roy Haynes (ds)
1. Crepuscle With Nellie
2. Trinkle Tinkle
3. In Walked Bud
4. I Mean You
5. Epistrophy
6. Ruby My Dear
7. Nutty
日頃ライナーノーツは読まないわたしでありますが、これを買った時はさすがにざっと斜め読みをした。録音が悪いので気になった。で、わかったことはコルトレーンのカミさん(Naima)がファイブ・スポットに持ち込んだポータブル・テープ・レコーダーで録ったものらしい。
カミさん、あんたは偉いっ。
ついいましがた、『録音が悪いので気になった。』、と書いたくせに、それと矛盾することを云わせて頂きますと、わたしはオーディオ関係には無頓着なままここまで生きてきた。
ハードウェアよりもコンテンツ重視でありまして、オーディオに金かけない代わりに、その分CDを買う。
などと書いた上で、断っておきたいこととして、実はわたしもできれば良質のオーディオ製品は欲しいことは欲しいのだけども、二者択一を迫られるならば、どうしてもCD買いに走ってしまう。
そりゃあ、わたしだって真空管のアンプのスペア・アンプをケツに突き刺したいでたちで、JBLとかのスピーカーの低音部が出る箇所に股間を押し付けて快感に浸りたいよ。
でも、オーディオとコンテンツの両方が充実できるような甲斐性のある身の上ではないわたしは、今日も卓上型iPod & CDデッキでこれを聴いてるあるよ。
...確かにこのCDは録音は良くない。でも、演奏は良い感じ。コルトレーン頑張ってる。カミさんも聴いてるしね。まだまだしばらくはモンクとコルトレーンの一連のCDにハマり続けそうであります。
Youtubeで一曲だけ試聴できます。
https://www.youtube.com/watch?v=1iIKea9xwu0 (Nutty)
[今日の一人遊び。せんずりの話では、ない。或る意味ではそうだが。]
今日は、買ったばかりの2百万円のテナー(このあたり、自慢話、ね。それに、2百万円、っつうのはホラ話ね。本当は3百万。これもウソ。)で基礎練習をした。これまで馴れ親しんできたアルトと比べて指の間隔が広いし、マウスピースも広いし深いし、で、テナーに馴れる目的でおよそ1時間。
それから、とりあえずここんとこアルトで個人練習してた曲のうち、① On Green Dolphin Street, ② Soul Eyesと、③ Round Midnightの仮想ソロを、まずはアルトでやってみた。
...あのう、一応断っておきますと、ジャズの場合は(少なくともわたしの場合は、そして特に独習の場合は)、曲のテーマを上手に吹くことは2の次でありまして、基本は『どんなソロ(俗に云うアドリブ)をとるか。』、が唯一の課題であります。でも、その一方、曲の冒頭の一つか二つの音の具合次第で、聴く耳を持つ人は、奏者が上手か下手かが解ることも付け加えておきますが。でも、基本的にテーマを吹いた後のソロの良し悪しで奏者は満足したり落ち込んだりラジバンダリ。
前述3曲は、アルトでは①はC△、②はAm、③はCm。
続いて、テナーで同じ曲の仮想ソロをやってみた。
テナーでは①はF△、②はDm、③はFm。
うううう、すっかり混乱してしまった。でも、面白かった。
今更ながらですが、曲のキーが変わるだけで良い練習になったような気がしました。こうしたソロ(アドリブと云う)練習をするのに、別段キーの異なるアルトとテナーの2本を所有する必要はなく、E♭(アルト)とB♭(テナー)の黒本、ないしはピアノとかのコンサート・キーのCの黒本を購入することで出来るのであります。
思えば、ボーカルの人が、『この曲、本来はB♭だけども、A♭でバンドの皆さんお願いします。』、的な、混乱と愉しみと苦痛と身悶えとをt感じた2日目となりました。