Bob Brookmeyer, "Bob Brookmeyer And Friends" (1964 Colombia)


Bob Brookmeyer (tb)

Stan Getz (ts)

Herbie Hancock (p)

Gary Burton (vib)

Ron Carter (b)

Elvin Jones (ds)

Tony Bennett (vo)


1. Jive Hoot

2. Misty

3. The Wrinkle

4. Bracket

5. Skylark

6. Sometime Ago

7. I've Grown Accustomed To Her Eyes

8. Who Cares

9. Day Dream

10. Time For Two

11. Pretty Girl


ハンコックにロンハーにエルビンのリズム隊。なのでメンツを一見したところ全体的に(良い意味で)トンガっていることをつい予想してしまう。でも、このCDは全体的にトンガっておらずリラックスしています(これも良い意味で)。


ボントロ(=トロンボーン)の温かい音色はいいなあ。でも、ジャズで定着している管楽器の中では最も振り返られる機会が一般的に少ない気がする。あとはバリトン・サックスくらい、か。


先に触れたばかりだが、ボントロの音色は、とても良い。そしてこの際、『バルブ・トロンボーン』を完全にシカトして話を進めるとして、いわゆる一般的なボントロ(=スライド・トロンボーン)は、見たところトランペットなどと比べて管が長くって大腸&小腸、それに十二指腸、S字結腸を合わせたくらい長いので、音を出すのに体力が要る(実際に友人のボントロを借りて間接キスした経験有り)。スライド式なので、スライドのポジショニングが難しそう。腕の短いコドモや、腕の短いおっさんには低音部には届かないので、幼少時から始めることができる楽器としても難がありそう。唯一羨ましく思うのは、ギターやベースに似て、キーが例えば半音違う曲をやったとした場合、ポジションを半音分平行スライドできるところか。


でも、ボントロ、好きなんすよう。暇だからCD棚を頼らずボントロの人の名前を想い浮かべてみる。


本CDのボブ・ブルックマイヤーとか、J.J.&Kaiもそうだし、ビル・ワトラス、それからええと、カール・フォンタナ、フランク・ロソリーノ、スティーブ・トゥーレ、スティーブ・デイヴィス、ロビン・ユーバンクスに、あ、そうそう、最近いっとう好きなコンラッド・ハーウィッグ。


...んんん、やはり他の管楽器と比べて人数は少ない。そうだ、先程バリトンに触れたが、バリトンの他に、フルート専門のミュージシャン、これも少ないだろな。


でも、ボントロは好きだな。


Youtubeで試聴できます。


https://www.youtube.com/watch?v=vcu6EigZrWs (Jive Hoot)


https://www.youtube.com/watch?v=AZQXLsE6GXg (Misty)


https://www.youtube.com/watch?v=FFEfvDvW3e4 (The Wrinkle)


https://www.youtube.com/watch?v=9UVQqD11_UA (Bracket)


https://www.youtube.com/watch?v=_fgoFCEpkd0 (Skylark)


https://www.youtube.com/watch?v=_9nOfu1tssE (Sometime Ago)


https://www.youtube.com/watch?v=NvE4WEOJ9dY (I've Grown Accustomed To Her Eyes)


https://www.youtube.com/watch?v=eDMr9vmqCRc (Who Cares)


[独り言] 


永遠にリハビリ途上のわたくしですが、コンスタントに楽器に触れています。


今日は気圧のせいか、カミさんやお犬様の御機嫌具合のせいか、とにかくとっ散らかってしまって、遂にこれまで、『やらなければならないのだが、このことに手を出した結果がいとも容易に予想出来、これまでに意図的に向き合うことを避けて来た現実と対峙することとなり、それはあまりにホラーなので怖くてやってこなかった』 ことに、つい手を出してしまった、戦慄の日曜の昼下がりでありました。


以下、ピアノのキーの話ではありません。また、サックスの経験のある方達しか解らないような、世間様に対して閉じた排他的な話となります。サックスの演奏に興味の無い方はごめんなさい。


今日は、とある曲のキーを変えて、日頃やっていない4つのキーでやってみた。


それは、テナー&ソプラノ、アルト&バリトン&ソプラニーノを問わず、サックスで云うところの、メジャー・コードではC#△、F#△、G#△、B△の、わたしのような者にとっては悪魔のキーでやってみた。これらのキーはわたしレベルの者にとっては鬼門である。コードの音を出すことはまだしも、スケールの運指が厳しい。


実は下手くそなわたしにはそもそも得意とするキーなどは無いのだが、この4つのキーのめんどくさい点をわたしなりに集約すると、


① メジャー・スケールのいわゆるドレミファ....ド、の中にB♭とBの双方が存在してると、これが一番くそめんどくさい。指がもつれる。B♭に関しては代替の指使いがあるのだけども、それぞれに長短があって、パッセージによって使い分けなければならない。


② 同じく、メジャー・スケールのいわゆるドレミファ....ド、の中にFとF#の双方が存在している場合。これは、①よりはいくらかは御し易そう、しかも、問題のFとF#は利き手の右手だし(左利きの人、ごめんなさい)。


③ これらの問題に加え、上記のキーに関しては、右手と左手双方の小指も酷使せざるを得ない。『音符...ん、あなたの、噛んだ、小指が、痛い』。


思うに、『あの時にもっと練習しておけば』、と云う、不毛な『今更論』を繰り返しております。キーに関する問題はいずれもう少しはまともに考えてみたいと思いますので、まずは真に受けないで下さい、というか、今後も絶対に真に受けないで下さい。



にほんブログ村