画面の切替と効果の使い方 | [Official] ALMOST24 BLOG

画面の切替と効果の使い方

編集する際に場面と場面をつなぐ機能がありますが、これを
トランジションと言っています。

そして映像自体を補正したり、特殊効果をかけることがありますが
これをエフェクトといいます。

まずはトランジションの使い方です。

よく使うのはやはりフェードでしょう。これは場面が切り替わっている
ことを回想的にする効果があります。

個人的によく使うのはフラッシュしてフェードインです。

これは写真を撮っているような効果を生みつつ、場面の切り替え
を印象づけたい時に使えます。

一つのまとまったストーリーの始まりと終わりにワイプという
トランジションを使うことがあります。
土手を歩いていると遠くに好きになった子を発見。
いきなり向こうから告白してくる、なんて妄想。
この妄想の最後にハートの形の映像が小さくなって
ああ妄想だったのねという感じに見せる、みたいなみたいな(笑

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それ以外もいろいろと場面に合わせてトランジションを
変えて単調にならないようにするのがポイントです。
ただし避けなくてはいけないのは使いすぎてうるさい感じに
なってしまうようなことです。結構トランジションをいろいろ
つかうと締まりのない感じになってしまうので注意が必要です。
そういう意味で使うときに一番無難なのはフェード(イン・アウト)です。

ちなみにトランジションなしということもよくあります。
これは物事が淡々と進むようなケースを表すときはこれでも構いません。
トランジションを使うのはあくまでシーンを印象深くしたい時に限ります。

次にエフェクトですが、これは映像がそのままでは映えない感じの時に
補正する場合や、逆に映像の良さを更に引き立たせる時に利用します。

よく使うのは拡大縮小です。これはテレビの映像でもおなじみですね。
静止画でもこれを使うと動画のように印象深くなります。

あとは上下左右へのモーションを加えるということはよくやります。
CMなどを見ていると同じ映像の上から下、下から上、右から左、左から右
のように視点を移動させているのを見かけると思いますが非常によく
使われます。

これは撮影のテクニックでも紹介しますがパン・ティルトという
手法に似た部分でもあります。

建物などの大きい物を強調するときは下から上
全体をひと通り見せるときには上から下
場所の広さを強調するときは左から右(逆もありますが
基本的に人間は左から右に流れるのを正として、右から左は
逆と見る習性があるのでこの修正を利用して適宜使い分けます)

また、映像の全体観を見せるためにもう一つ使う手法として
ズームアウトがあります。これはシーンのある部分を写しておいて
徐々に引きの映像にするというものです。

逆に映像の中のある部分(被写体など)を強調したい時には
ズームインします。

エフェクトのスピードも大事な要素です。

上下左右のスピードが早いとシーンをじっくり見ることができないので
流すだけのシーンで使うということがあります(じっくり見る必要のないケース)。
逆にゆっくり動かすと印象的なシーンにすることができます。

<ゆっくりの例>


<はやい例>


ズームイン・アウトも同じ効果が得られます。
ちなみにズームインのスピードをあげると、拡大された対象に
ものすごく意味があるように見る側に印象づけることができます。
例えばオーディションで優勝した人に一気に寄るのはこの効果を利用しています。

いかがでしたか?是非いろいろ試してみてください。