基本は場面のつなぎあわせ | [Official] ALMOST24 BLOG

基本は場面のつなぎあわせ

たとえば結婚式をライブでずーっと撮影した映像があるとしましょう。

結婚式をした二人にとってはどの瞬間も忘れ難い思い出でしょう。
来てくれた人たちも一様に笑顔。主賓のスピーチも、友達の余興も、
最後の花嫁の手紙、新郎の挨拶どれをとっても大事なシーンでしょう。

ですが、そのまま全編見てしまうと2時間くらいたってしまうという
映像です。

仮に結婚式に行っていない人が観るとしたら、確実に飽きます。
参列した人でさえ間違いなく飽きて最後まで観ていられないでしょう。

結婚式に行った人も行っていない人もこの映像を見たら
「結婚っていいなあ」
となるのがゴールだとしたらこのままではダメです。

そこでダイジェストにして良いシーンだけをつなぎ合わせる。
それが、編集の役割。

私個人の考え方ですが、編集することで元の映像をさらに際立たせる
そういうことができるのが編集の醍醐味じゃないかと思っています。

上の例で行くと、2時間あるものを例えば5分に編集したら見る側も
そんなに辛くないと思います。長いシーンを切っては繋げ、切っては繋げの
繰り返しで映像を作っていく作業が動画編集だと思ってください。

挙式の入場シーン→新婦の前で宣誓して近いのキス→退場シーン
を全部で1分くらいにします。
披露宴のシーンは参加者の映像を10秒くらいいれながら新郎新婦の
登場シーン→ケーキカット→余興(15秒くらい)→花嫁の手紙
→新郎・親族挨拶みたいな構成にしてこれで3分くらい。

あとはフラワーシャワーや友人コメント、新郎新婦のインタビューで
1分くらいにしておくとちょうど5分な感じです。

これらをポイントのところだけ抽出してくっつけていく。
正直どれを切り落とすかというのを精査していく作業と言えるでしょう。

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(※例はPowerDirector)

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↑これら一つ一つがシーン

こういったダイジェストの作り方で非常に参考になるのがスポーツの
ニュースです。野球やサッカーの試合が2,3時間あるというものに
対して尺は1分くらいにまとめられています。

これは映画を作るのでも同じ発想になっていきます。

基本はシーンをつないで視聴者にひとつのイメージを植えつけていく
そういう作業となっていきます。

細かいテクニックなど次回以降紹介していきます。