3.4.3 探索的テスト(JSTQB Advanced Levelアナリスト)
- テスト担当者が、以下を同時に行う
- プロダクトとその欠陥の分析
- 行うべきテスト作業の計画
- テストの設計と実行
- 結果の報告
- テスト実行時に、テスト目標を動的に調整し、軽量のドキュメントのみを準備する
【適用】
- 優れた探索的テストは、しっかりと計画されており、相互作用的で創造的
- テスト対象のシステムに関するドキュメントをほとんど必要としないため、ドキュメントが存在しないか、他のテスト技法では適切でない場合に使用することが多い
- 多くの場合、他のテストを補完したり、追加のテストケースを開発するための基準を提供したりするために使用
【制限/注意事項】
- マネジメントおよびスケジュールが困難
- カバレッジがまちまちでまとまりがなく、再現するのが困難
- 再現するのが困難であるためすべての活動を完全に記録することがある
探索的テストをマネジメントする方法
- テストセッションでカバーする領域を指定した指示書と、テストで使える時間を決定するタイムボックスを使用することができる
- 1回のテストセッション終了時、または複数のセッション終了時に、テストマネージャーはテスト結果を収集し、次のセッションのチャータを決定するために報告会を開催する
【カバレッジ】
- チャータは、目的と最低限やるべきこと（作業と成果物）が明示された簡易な指示書
- テスト作業で重点を置く領域
- テストセッションのスコープ内およびスコープ外
- 計画したテストを完了するために必要なリソース
【検出できる欠陥の種類】
- 手続き化された機能テストで見逃されたシナリオベースの問題
- 機能境界間に存在する問題
- ワークフロー関連の問題
- 性能問題
- セキュリティ問題
以上。