3.2.9 ドメイン分析(JSTQB Advanced Levelアナリスト)
- ドメインは、定義済みの値のセット
- 1つの変数の値の範囲(1次元ドメイン)
- 同値分割法と境界値分析を使用
- IN:分割領域内(すべての境界条件を満たし、境界上の点ではない)
- OUT:分割領域外(どの境界条件も満たさない点である)
- ON:分割領域の境界上(境界上の点である)
- 開境界「より大きい、より小さい、未満、超」
- 閉境界「以上、以下、等しい」
- OFF:分割領域境界に隣接(境界上の点ではない)
- 属する同値領域の外側にある方
- 例
- 65歳以下は、ONが65、OFFが66(以下は65が入るので、OFFは入らない66)
- 65歳未満は、ONが65、OFFが64(未満は65が入らないので、OFFは入る64)
- 同値分割法と境界値分析を使用
- 相互作用する変数の値の範囲(多次元ドメイン)
【適用】
- 多くの変数が相互作用していてデシジョンテーブルで扱いづらい場合に、ドメイン分析を適用する
- すべてのテストレベルで使用できるが、統合テストとシステムテストで頻繁に使用する
【制限/注意事項】
- 欠陥はOFF、OUTに潜んでいることが多い
- テストケース削減したい場合は、明らかなINから割愛すれば良い
- テスト領域を定義するために開発者と連携する際に使用する強力な技法
【カバレッジ】
- 最小カバレッジは、各ドメインでIN、OUT、ON、OFFのそれぞれの値をテストすること
【検出できる欠陥の種類】
- ドメイン内の機能的な問題
- 境界値の取り扱い
- 変数の相互作用の問題
- エラー処理
以上。