3.2.6 組み合わせテスト技法(JSTQB Advanced Levelアナリスト)
- 複数の値を持つ複数のパラメータを含むソフトウェアをテストする場合で、組み合わせ数が膨大なときに使用する
- ペアワイズテスト
- パラメータをペアとして組み合わせてテスト
- 直交表テスト
- すでに定義されている数学的に裏付けられた表
- 表内の変数をテスト対象となるアイテムに置き換えることで、テスト時のカバレッジ度合いを達成する組み合わせのセットを生成できる
- クラシフィケーション
- テスト対象の組み合わせの規模(2つの値、3つの値の組み合わせなど)を定義できる
- ペアワイズテスト
【適用】
- 統合テスト、システムテスト、システム統合テストのテストレベルで適用する
- 複数の入力欄のある画面
- 多数の次元でシステムを構成できる場合
【制限/注意事項】
- 想定されない相互作用が特定の変数間に存在する場合、その組み合わせはテストしない限り、その欠陥は検出されない可能性がある
- パラメータとそれぞれの値を識別するのが困難な場合がある
- 特定カバレッジの度合いを満たす組み合わせの最小セットを手作業で見つけることは困難であり、一般的にはツールを使用する
- ドメイン知識またがプロダクトの使用情報に基づいて、パラメータを重要として扱うかどうかを選択できる
【カバレッジ】
- 1ワイズカバレッジ(シングルカバレッジ)
- すべてのパラメータにおけるそれぞれの値を、選択した組み合わせの1つ以上に含める
- 2ワイズカバレッジ(ペアカバレッジ)
- 任意の2つのパラメータについて、各値のすべてのペアを1つ以上の組み合わせに含める必要がある
- nワイズカバレッジ
- n個のパラメータの任意のセットについて、値のすべての組み合わせを、選択した組み合わせに含める必要がある
【検出できる欠陥の種類】
- いくつかのパラメータの値の組み合わせに関する欠陥
以上。