3.2.2 境界値分析(JSTQB Advanced Levelアナリスト)
- 順序付けられた同値分割の境界上に存在する値をテストするために使用する
- ロジックエラー(ずれ)ができる
- 境界値を含む 「以上」「以下」「等しい」
- 境界値を含まない「より小さい」「より大きい」「未満」「超」
- 負荷耐久性などにおける非機能欠陥を検出するためにも利用される
- 2値の境界値分析(2つの値を用いる方法)
- 境界値(境界上)
- 境界を少し超えた値(最小の増加分)
- 3値の境界値分析(3つの値を用いる方法)
- 境界値(境界上)
- 境界値の前
- 境界値の後
- 例)10以上50未満 の場合
- 2値の場合は、9, 10, 49, 50
- 3値の場合は、9, 10, 11, 49, 50, 51
【適用】
- すべてのテストレベルで適用できる
- 順序付けられた同値クラスが存在する時に適している
- 数値以外には、以下にも適用できる
- 非数値変数属性(長さなど)
- 例)文字列の長さ(1文字以上10文字以下)
- ループ回数
- データの順序
- メモリ上のアドレス
- 時間が決定された活動
- 非数値変数属性(長さなど)
【制限/注意事項】
- 以下の場合、欠陥を見逃す可能性があるので要注意
- 仮定が正しくなく、同値クラス内の値が正確に同じ方法で処理されない場合
- テスト対象の値を正確に決定できるように、正常値、不正値の増分に注意する必要がある
【カバレッジ】
- テストされた境界条件の数 ÷ 識別された境界条件の数
【検出できる欠陥タイプ】
- 境界のずれ、または欠落を高い信頼性で検出できる
- 追加の境界を見つけることもある
以上。