今日は昼前まで家でうだうだして、午後からドライブがてら
少し遠いショッピングセンターに行ってきた。
そこの駐車場での出来事。
平面駐車場が満車やったから、立体駐車場へと案内が出てたの。
で、スロープを上がって、駐車場のあちこちから人が出てくるし、
立駐って薄暗いから、なぎもスピード落として走ってたのね。
後ろからは白いワゴン車がライトがんがんに点けて、いかにも
イライラしてるってかんじで付いてきてたのよ。
でも普通、駐車場ってそんなバンバン飛ばすとこじゃないでしょ。
早く走ったからって前の車を追い越せる場所でもないし。
そしたらたまたま私たちの車の、少し先にあるスペースから
車が出ようとしてるのに気づいた。
なぎはすぐに車を端に寄せてハザードをつけて。
そしたらね、その後ろのワゴン車が思いっきりクラクションを
鳴らしまくってきたのよ。
でも一通やから、充分追い越せる幅はあいてるの。
これは自分が入れたいから「どけ。」ってことか?
もうこっちはハザード出して寄せてるし、そのまま待ってたの。
そしたら急スピードで、あてつけみたいに追い越そうとしてきたから、
どんなアホが運転してるんや?と私が助手席の窓を開けてちらっと見た。
(私らは右に寄せて、その車は左から(助手席側)から抜くという光景)
そしたらね、それが運転してた若造の気に障ったみたいでね。
抜かした後に、わざわざなぎの車の前に停車してね。
ドアを開けてこっち向かって歩いてくる。
で、私は車のロックをしようとしたんやけど、自分の車じゃないから
勝手がわからんでね。
若造にドアを開けられたのよ。
「オラァ!!降りんかい!!!」と大声で怒鳴り散らす。
なぎは黙って私のおでこに手を当てる。
「?」と思ったけど、まあいいや。
若造は何か怒鳴り散らしてたけど、しれっとした顔で
ジーっと無表情に彼の目を見つめてたら、なんも言わんようになって
自分の車に戻っていった。
「降りろって言われて降りるバカはおらんやろ~。」
「あほやな~。」
若造は彼女連れ。
私があの男の彼女やったらあの場で別れるな。
女二人相手にかっこ悪すぎる…
彼女の手前、(自分ではかっこいいつもり)男らしい振る舞いを
したつもりなんやろうけどね。
荒っぽけりゃかっこいいってもんとちゃうんよ。
「なぎはなんで私のおでこに手あててたん?」
「あ、顔殴られたらまずいなって思って。」
「でもあれおでこやで。顔じゃないやんか~。」
「あ~、実はあの男があまりにおかしかったから、私、
あるもちゃんのおでこ押さえながら男の顔みてニヤニヤ笑っててん。」
「そうなん?そらあの若造むかついたやろな。
一人は知らね~って顔して、あんた何?みたいな顔で見て、
一人は自分の顔見ながらニヤニヤしてて…」
「吠える犬は滅多に咬まんって言うしなあ。
怒鳴ったりとかでしか、自分は強いんやと示せんのやろか…」
そんで二人で店内へ。
しばらく店内をうろうろして。なぎが不意に言った。
「それにしてもな~。なんであるもちゃんって、いつも特に何も
してないのにすぐに絡まれるんやろう?
喧嘩売ったりもせえへんし、言われても普通の言葉で返すのに。
それでも相手をあんなに怒らせるって
ほっぽど相手にしたらムカツク顔なんかな?」
「何よ!ムカツク顔って!私は普通にしてるやろ~。」
「うん、そうやねん。私から見てたら全然普通やのに、
みんなものすごい腹立つ!って顔してあるもちゃんに喧嘩ふっかけて
くるやん?甲子園のときのおばちゃんもそうやったし。」
「あ~、それ多分な、怒りもせん、笑いもせん、無機質な顔で
応対するから、相手にしたら物足りんのかもしれんな。
逆に馬鹿にされてるって思うんかもなあ。」
でもよ、なぎ、ムカツク顔ってどうよ。
人をいらだたせる顔って。
私ってそんな顔してるんかしら。
確かに素の顔って、愛想ない顔やからかなとは思うけど。