いきなり一発目 | あるがまま ~彼女とネコと同居中~

あるがまま ~彼女とネコと同居中~

同性の彼女とネコとの平凡だけど温かい暮らし日記

そろそろ就職活動をしようかな…という発言をつい最近した。


私も求人紙をもらってきたり、なぎもハローワークの求人を会社の

昼休みに見ていたらしい。


昨日の夜「ここなんかいいと思うけど、どう思う?」と、ある会社の

求人を見せてくれた。


自分でも朝からもう一度色々調べてみた。

んんん…


やはり昨日なぎが見せてくれた求人はなかなかいい。

条件は申し分ない。家からも近い。これが一番ありがたい。


早速、今日の昼に職安に行ってみた。

おとといの求人なんやけど、一般事務は応募者多数で締め切り

それでも面接をしてくれるというので、取るものもとりあえず

夕方面接に行って来た。


やはり、私が年末までやっていた事務というのはちょっと特殊らしい。

パソコンは使うけど一般事務とはちょっと違うし…


私は自分の今までの経歴を何一つ偽らず、かっこつけることなく書いた。


社長は履歴書を見て言った。

「あんた、ほんまに正直な人なんやなあ。」


その一言を言われたとき、今までに経験してきた解雇や退職を

思い出して、それをわかってくれたような気がして涙が出そうになった。


そこから私が地元からやってきた理由や色んな話をした。

社長は私の地元にあまり仕事がないこともよく知ってた。


社長の言い分は、いきなり人が辞めることになって会社も

慌ててて、今回の求人は急募なのだと。

経理、一般事務も即戦力として欲しいのだと。


まあ普通そうやわね。私もいきなり面接すると思ってなかったし。


社長は私の顔を見ながら言葉を続ける。

「あんたなあ、人柄はほんまにええし、頑張るって言うたら

ほんまに頑張る人なんやろう。


ごめんな、うちがすぐに人が欲しいから…

もうちょっと余裕あったら、会社から学校行かせて勉強させてやる

時間もあげられるんやけど、今回だけはどうしてもその時間がない。」


「でもな、あんたこれだけ面接で話せて、学校もちゃんと出てて…

僕んとこで引き受けられたらええんやけど、ほんま申し訳ない。


それにしてもな、この履歴書は正直過ぎる。もっとかっこつけたらええ。

そやないとこの街ではやっていかれんぞ。」


そして履歴書の書き方とか、色んなアドバイスをしてくれた。

たった一人の採用のために50人と面接したと言う。

それも最後の最後に無理やり押し込んでもらった私に、ものすごく

優しく、親切に助言してくれた。


「僕の会社、もうほぼ2人に絞ってしもてるからあかんとは思うけど、

なんか聞きたいことあったらいつでも相談乗るで。」


こんな事を一期一会の面接で言う人も珍しい。


どうやら私と歳の変わらない娘さんがいるようだった。


職安を通しての職業訓練学校を受けてだめだったことや、

就職活動しながら民間委託の学校に行くことも考えている事を伝えた。


社長は民間委託の訓練を受けてから就職活動をする事をすすめる。

この社長の場合は、自分の会社に人的余裕がある場合は何のスキルが

ない人間でも雇って、学校に行かせているそうだ。


だが今、その時間的余裕がない。

小さな会社ならなおのことやろう、それはよくわかった。


面接は明らかに不採用だ。

だけど一発目にこんな会社で面接できたことを嬉しく思う。


社長が

「あんたやったら、ちょっと勉強したら絶対に仕事は見つかる。

人柄も申し分ない。大丈夫や、心配ない。頑張れ。」

そう言ってくれたから。


結局、社長と一時間以上も話してた。

帰りも「遅くなって申し訳なかったなあ、でも絶対見つかる。

    頑張れ、頑張れ。」って。


社長が色々助言してくれたおかげで少し自分の方向性が見えたかな。

一社目でこんな社長もいる事がわかって、ほんとによかったと思う。


今日はそんなわけで晩御飯の用意も出来てない。


結果は早くも不採用ってわかったけど、職安に行き、

面接を受けるという具体的な行動をしたことで、少しは進んだ気がする。


なぎに胸を張って報告しよう。