最近、寝る前になぎのベッドに入って添い寝する。
この間、なぎが落ちたあの2mくらいある、それもシングルのベッドだ。
狭いわ安定は悪いわでギシギシいうし、私の部屋のベッドの方が
セミダブルで少しは広いからちょっとはマシなんだけど、
「ちょっと身体を温めるだけ…。少ししたら自分の部屋に行くよ。」
なぎは私のベッドではそう言いながら、必ず寝てしまう。
そして、どんどんベッドの中央に寄ってきて私を落とそうとする。
もちろんわざとじゃないんだけどね。
だから私のベッドで寝られると、非常に寝不足になってしまうので、
最近は狭いのを承知でなぎのベッドで話したりしてる。
なぎが眠ってしまったら、私が出ればいいからね。
最近は慣れてきて、なぎが寝付いたら出るつもりが私も夜中まで
うたた寝してる事も多いんだけど。
で、昨日もいつものごとく一緒にベッドに入って話してた。
な~んとなくスキンシップしたくなってきた。
だけどベッドの上で正座すると天井に頭が届くくらいの高さだし、
昨日は寒かったしで、服を脱ぐなんて気持ちは毛頭ない。
ただ服を着たまま重なってた。
なぎの満足する顔が見たくなった。
服を着たまま軽い(つもり)運動をした。
ごく軽いやつのつもりだったけど、なぎは満足げに果てた。
「ねーねー、行って来た?」
「はぁぁぁぁ~~~…。」
「いや、あの… とてもとても…」
「よかった。」と言いたいのだろうと勝手に決め付けた。
その後すぐ、なぎは夢と現実の間をさまよい始めた。
私はこの瞬間が好きだ。面白い発言が飛び出すから。
もう一回聞いた。
「ね~ね~、どこまでイッて来たん?」
「ん、ん~~、社長のとこまで…。」
「しゃ、社長のとこまで行って来たん?アンドロメダじゃなくて?」
ハッと目を覚ますなぎ。
「ああ…私また訳わからん事言うてもた。何で社長やねん…。」
なぎの夢と現実の間の言葉はいつも仕事のこと。
面白いなんて言っちゃだめなんやろうけどね。
改めてなぎの職責の重さを考えさせられたりする。
そして私もいつの間にか眠ってしまって、目覚めたら3時半。
そこから自分のベッドに戻った。
夜の営みは軽かったとは言え、昨日の睡眠時間は短い。
でもなぎはいつも営みがあった翌朝はすっきりした顔してるの。
今日の朝食は
塩ジャケの焼いたの、昨日のかす汁、ブロッコリーとしめじのボイル
それにご飯と食後にコーヒー。
なぎから夜を軽めにして欲しいという要望があってから、
夜は野菜のお浸しとか、スープとかで、主菜を朝に回すことが
多くなった。
例えば朝から「焼きそば」もするし「豚のしょうが焼き」も作る。
「ハンバーグ」も朝から焼いた。
朝ごはんをものすごく楽しみにしてくれてるからね。
一日一回くらい好きなように食べさせたいし。
なぎはいつも私のために色々してくれる。
明日が先週、説明会に参加した職業訓練センターの試験日。
なぎは有休がいくらか余ってるんだけど、もう既に20日と27日に
取ることに決めてたの。
それでもまだ余ってるから、
「明日は体調不良という事にして、試験会場まで送るよ。」と
昨日、言ってくれた。
「え、それって休みすぎになるやん…。」
「体調不良は仕方ないねん。昨日、雪降ってて途中で引き返して
仕事に来んかった人もいてるし。有休で消化できるし。
まあこの会話が会社にバレてたら、それこそクビ飛ぶけどね。」
にひひひとなぎが笑って言った。
その学校が電車やバスでは不便なところにあって、家を出る時間が
通勤時に重なるから送ってくれると言う。
予期せぬ言葉が嬉しかった。
試験って言っても面接と作文だけだから、ほとんど対処のしようは
ないから、自分の思いを正直に伝えるのみ…と思ってたんやけど…
やっぱりちょっと不安だから傍にいてくれると心強い。
倍率がすごそうやから「明日が勝負!」なんて意気込むつもりは
ないけれど、後悔のないようにだけはしたいと思う。
せっかくなぎが傍についててくれるんやからね。
(…と言いつつ、落ちたら絶対に凹むやろうけどね。)