おととい、朝起きてコーヒーを飲もうと台所でお湯を沸かしてた。
朝のひんやりした空気、窓辺を見た。
かじりかけのレーズンパンのかけら一つ…
ああ、またおやぢかおかんかな…クスッと笑えた。
食い意地張ってるなあ~~~。
あるも家は私が高校生の頃から色んな問題を抱えて過ごして来て…
その間に兄も結婚して、甥と姪も生まれた。
一応平和にたどりついたと言ってもいい。
昔の軋轢なんて忘れてしまいそうになる、温かい時間が流れてる。
「こっちより、なぎのとこの方が仕事いっぱいあるから。」
「なぎの家、一戸建てであんだけ部屋余ってるのもったいないし
オンナ一人じゃ無用心やから、一部屋安く貸してもらうわ。」
こんな言い訳じみた言い方をしないで…
「なぎが好きやから一緒に暮らしたいねん。一生一緒にいたいねん。」
ってダイレクトに言えたらなとぼんやり考えた。
それを言ってしまったら、今のあるも家の平穏は一気に崩れるのはわかるけど。
でも、ふとした瞬間にポロッと口から出そうになってしまう。
「なぎが好きやねん。」