人間として最低だ | あるがまま ~彼女とネコと同居中~

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同性の彼女とネコとの平凡だけど温かい暮らし日記

昨日、なぎから「職務経歴書:改訂版」がメール添付されてきた。


その前に、人事担当者からの「採用条件」に関してのメールをもらっていて、

意気消沈してた私は、それをまともに見るのもためらわれた。


面接回数もさる事ながら、求人では敷居を低くしているけれど、

実際の社内での基準は相当なもんだった。

「ハードル」が「棒高跳び」に変わったくらい。


なぎいわく「自分が勤務してる工場の仕事レベルは充分あるもちゃんの

実力でクリアできるけど本社の人事が絡んで来たからには相当力が入ってる」と。


それはあのメールの内容見て瞬時に分かったよ。


おまけにショックだったのは、なぎが本社が絡んでると気付いた時点で、

人材要求レベルが跳ね上がるのが予想できていたという事。


「履歴書の郵送先が本社と気付いた時に、もしかしたら問い合わせには

厳しい要求というか、回答が来るやろうな~というのはわかってた…。」


「だからどの職種か、どこが一番潜り込める可能性があるか考えんと…。」


もぐりこむ…なんや。 選択の余地なしってくらい、私のレベルは低いのか。


「正直ね、もうあのメール見て、怖気づいたよ。転職が簡単に済むなんて

思ってないけど、私は毎回合格するつもりで面接行くし、この会社で決めてやる。

そんな気持ちでやってる。でもね、やっぱり落ちるのも怖いんやで。」


それから堂々巡りの話し合いが続いた。


「それやったらな、私があるもちゃんが横で『私のカラーじゃない…』って

言うのを聞きながら作った職務経歴書は無駄っていうか…

あのね、ありがた迷惑って知ってる?」


「多分ね、私がやった事は、あるもちゃんにとったらありがた迷惑やったんよ。」


「なぎがいてなかったら私一人ではあんな書類絶対に出来へんし、

そんな事思ってないよ。でもほんまにあの『本当の』求人見たらどうして

いいかわからんようになってきた。」


「私が甘かったわ。自分の工場の仕事と採用を同列に考えてて。

あれは確かに新卒か、キャリア採用の求人やもん。会社のニーズに気付かんと

ご両親にも大丈夫だと思いますなんて言ってしまって。」


「親は関係ないやろう。」


「あるもちゃんはどうしたいのよ?私はそれでもどこか潜り込めるとこないか、

応募動機の見直しもして、どこをアピールするか考えて…何も受けさせたい

気持ちに変わりはないんだよ。」


「大体、うちの工場の仕事なんて慣れたら大丈夫なレベルやし。」


ここで私、サイテーな事言ってしまった。


「あのな、自分はその組織に属してるから、そんな上から物見たみたいな

言い方ばっかりできるねん。条件出されて受けるこっちの気持ちもわかるやろ?

なぎはな、何やかんや言うて○△カラー(○△=なぎの会社)に染まってるねん。


「そら私はこの会社で働いてる人間やもん。この状況に感謝して働いてるよ。

あのメール、隣の男性社員の言葉と私の言葉と混ぜて、ぼかして送ったけど、

それでもあるもちゃんは人事の言いたいところをはっきり悟ってしまった。

人事からのメールはもっと酷な内容やったんよ…。」


「それをそのまま転送してくれたらよかったんよ!」



私、この5年の間に「解雇」されるのは2回目。

一度目も業務縮小の為だった。

大手メーカーの下請けの社員で、出向で親会社で仕事してたんだけど、

出向で採用するかの一番初めの面接で、そこのメーカーの課長に

「君の学歴も飾りだね。パンでも焼いてた方がお似合いなんじゃないの?」

そう言われた経験がある。


確かに私の学歴は大したもんじゃない。

でも学歴で決まるわけ?だったらそこのメーカーの課長の学歴は私より

偏差値低かったよ。それでも大手に入社したらそれで勝ちって訳?


あんたんとこの社員、会社はでかいけど、日本で知らない人はいない

会社だけど、社外での評判は「休まず急がず働かず」って知ってた?


まあそこも経営不振で今は風前の灯火で、私が自分の会社に戻って

解雇された後、海外にいっぱい転勤させられたって聞いたけどね。


それから学閥とか学歴とか嫌気がさして、企業とか受けようと思わなかった。


なんで今回なぎの会社を受けようかって思ったか。


私達は結婚ができないから、いくらなぎが頑張っても私に残せる訳じゃない。

扶養に入れる訳じゃないしね。


そして今の私は…12月で会社が閉鎖になるという状態。


なぎがいつも言ってたの。

「あるもちゃんがうちの会社の社員になれれば、老後も安定するし、

老後以外でも、私にもしも…の時でも、この会社はまず潰れないから。

入ったら、一生いられる会社だよ。私も安心だ。」って。


その言葉をずっと覚えてた。


そこまで考えて、書類まで作ってくれたなぎにひどい言葉を投げた私。



今日一日というかずっと考えてきた事。


生きたいと願ってもどうにもならない方や、そういう事を表現したくても

言葉に出来ない方、近しい人を見送られた方からしたら

甘えだと感じると思うし、どんな言葉で罵倒されても構わない。


人はなんでこうまでして生きなければならないのか?


生きていたら厄介なことばっかりじゃないか。


人に「生きる義務」「生きる権利」があるのなら、「死ぬ権利」はないのか?



こんな事考えてる私はサイテーだ。なぎには相応しくない。