今日はお昼過ぎから、なぎと一緒に私の好きな商店街に行ったの。
そこでぶらぶら買い物して…
今晩は「もつ鍋」にしようって思ってたから、新鮮なモツの専門店に
行ったのね。
そのお店は、いいモツが入った時しか開けないから、いつ開いてるか
わからない。開いてたらラッキーだなって。
そしたらね、今日は開いてたの。
私たちが行く少し前から強い雨が降っていて、今日はもうお客さんも
あまり来ないかな…ってその店のおばちゃんは思ってたんだって。
だから私たちが行ったらとても喜んでくれた。
見たことないくらい綺麗なモツがいっぱい!
いかにも新鮮ってかんじ。
適当にみつくろって買ったのね。
そしたらおばちゃんが…
「こんな雨の中来てくれてありがとうなあ。おいしいとこちょこっと入れとくな。」
って、人間で言うと胸あたりの部分のとこをおまけに入れてくれた。
初めて買いに行ったのに…あったかかったな。
そんで、用意もあるから帰ろうかと駐車場まで歩道を歩いてたら…
足元に「ぎんなん」が転がってるのが見えた。
目の前にあるイチョウの木を見上げると、上の方にぎんなんがなってる。
下の方のは収穫されたみたい。
上のは私には届かない。
なぎが木をゆすってみたけど、だめだったの。
ぼんやりと木を眺めていると…
歩道の横に止めてある車からおじさんが降りてきた。
そして、「ほら、ゆすったろ。」と言って、木をゆすってくれたの。
バラバラバラ~ってぎんなんがいっぱい落ちてきた。
「木の下にな、シート敷いてゆすったらいっぱい採れるねん。」
おっちゃんはニコニコ笑いながら言った。
嬉しくてなぎと一緒に落ちたぎんなんを拾って集めた。
あらかた拾い終わった後、自分で木をゆすってみた。
でもやっぱりだめだったの。
そしたらね、またそのおじさんが来てゆすってくれた。
続いてなぎと拾ったの。
ぎんなんってこういう風に実をつけるって
初めて知った。
おじさんは車の中で本を読んでたみたいだった。
おまけしてくれたおばさんと、ぎんなんを落としてくれたおじさんと…
とても心の温かい日だった。
明日からなぎは仕事に行く。
なぎの家の庭は、雑草が伸びて、木も枝が伸び伸びで森みたいに
なってる。
私、家から植木用の鋏とか持ってきたんだ。
車に積んであるの。
今日は雨降って濡れてしまってるから、明日は枝を落とすのは
無理かも知れないけど、雑草なら抜けるかな。
植木屋さんみたいに綺麗には絶対できないけど、ちょっとくらいなら
私にだって道にはみ出てる枝くらいは落とせるはず。
なぎが忙しくてずっと出来なくて、頭を抱えてたから…。
明日、できるといいな。そんで、なぎの喜ぶ顔が見たいな。
