大転倒(救急車出動) | 脊髄小脳変性物語

脊髄小脳変性物語

脊髄小脳変性症と診断されたアナタへ
諦めたらそこで終わり。
人間は意外としぶとい。
病は気から。笑って行こう!
笑う門には福来たる。

大転倒しました。

 

まだまだ大丈夫(意訳)の俺は今日もバリバリ働き

仕事を終えた(笑)

 

戸締りのために工場内を一回りするんだが、搬入口のシャッターが開いていたので閉めようとシャッター棒を探した。

なかった。

 

仕方ないので近くにあった、木箱に乗ってシャッターを下ろそうと思った。

木箱に乗り、壁に手を這わせながら立ち上ろうとした瞬間、

バランスを崩し後頭部からコンクリート床に真っ逆さま。

ガンッ!

目の前が真っ暗になった。このまま意識を失えば死んでしまう恐怖から目を開けていた。が、カウンターパンチを貰ったボクサーのように意識が飛んでいたと思う。

何しろ見える物がコマ送りで見えてたから。

目もチカチカする。

 

どれくらい転がっていたのかも覚えていない。恐らく数十秒と思う。

 

強打した後頭部を抑えるとソフトボールを半分にして貼ったのかってぐらい腫れていた。

 

手のひらを見ると血で真っ赤(笑)

 

近くにいたおばちゃん鈴木さん(仮名)に救急車を呼んでもらった。

 

妻にも連絡

 

妻の方が救急車より早かった。

 

ほどなくして救急車到着

 

「名前言えますか」「ここどこですか」「何歳ですか」

とか聞かれ意識のチェック。

 

「指、何本に見えますか?」

 

「2本」

 

本当は1本らしい。

 

妻も救急車に乗り込み、クルマで30分かかる総合病院まで緊急搬送!

 

その病院は俺の脊髄小脳変性症で通ってる病院だ。

あさって予約診察日だ。

 

病院カードがあったので話が早かった。

 

「左右しびれはありませんか?」

 

「ないです」

 

「握ってみてください。強く。大丈夫ですね。」

 

「両足動きますか?はい、そこで止めてみてください

大丈夫ですね。」

 

「では、右足のかかとで、左足の膝小僧ヵらスネをなでるように足を下ろしてください。」

 

出来なかった。

 

「揺れますね。小脳の病気のせいですか?」

 

「だと思います。」

 

そのままCTに運ばれた。

 

CT検査の結果、脳内に出血は見られないとのこと。

 

ただし、今の時点で。

数時間後、数日後、数週間後、半年後に症状が出ることもあるらしい。

 

「先生、今日帰れますか?」

 

「脳内に出血がないので帰宅しても大丈夫です。

明日もう一度来てもらいたいのですが、脳神経内科の受診日ならあさって先生に話してみてください。」

 

帰宅後、急変したら、例えば手がしびれたり、トイレが間に合わなかったりとか。その時は救急車できてください。

 

と言われさっき帰ってきました。

 

高い所にはもう上がりません(笑)