1/14 要介護で飼い主さんは施設へ ～放棄のアメコカmixの引取

犬の引取相談がありました。

飼い主さんは、要介護で杖をついて歩くのもやっとという感じです。

ここ数年、体調も悪く、介護施設への入居を勧められていることと、

現在の住まいが借家で、明け渡しの期限も過ぎているとのことでした。

実はティアハイムのご近所で、

10年前から、この子を知っています。

たまに散歩で見かけました。

でも、ここ数年、見ていなかったのでどうしているんだろうと思っていました。

最後の決断

6日前に這う這うの体で、ティアハイムまで引取の相談にいらっしゃいました。

もう今回は引取を考えないといけないと感じました。

というのは、3～4年ほど前に入院しなくてはいけないので預かって欲しいと一度電話を受けたことがあったのですが、、、

卒業犬以外の預かりは基本やっていないので、動物病院とかペットシッターさんなどで相談して欲しいとお返事したことがありました。

この時にもう少し親身になって話を聞いていたらと悔やまれました。

アメコカmix♂いちご　今年13歳　10キロくらい

あちこち毛玉があります。

落ち着いたらカットします。

飼い主さんが自分にしか慣れていないとおっしゃっていましたが、、、

初めて近くで会う私でも手からオヤツを食べたので、なんとかなるかなと。

他犬は苦手で吠えるようですが

（実際、以前にティアハイムの散歩犬たちに吠えていたことがありました）

向かって飛び掛かってくるほどの攻撃性はありません。

既に13歳になる年で、すっかりシニア犬になっていました。

今の飼い主さんが3人目、生後6ヶ月で飼えなくなった人から譲り受けたそうです。

「いちご」という名前は、当時からついていた名前とのこと。

適切な医療を施して、ご縁があれば里親様にたどり着ければと思っています。

 ひとりと一匹

まさにそんな暮らしを想像します。

部屋は荒れて、体の不自由な飼い主さんは掃除も行き届きません。

それでも、支えあって生きてきたのではないかと思います。

フードを買い、たくさんのオヤツもありました。

きっとこの子は、飼い主さんが好きなはずです。

近年、十分な散歩が出来なくて、辛い生活だったかもしれません。

でも、この子にとっては飼い主さんが唯一、頼りになる家族です。

飼い主さんの窮状を責められません。

この子のこれからの医療費と生活費にと、

苦しい生活の中、かき集めた数万円を託されました。

最後まで飼えないことは無責任ではあるかもしれませんが、

10年前には想像しなった病気や体調の低下には、別人を見るようでした。

これからティアハイムで心身のメンテナンスしながら、

お散歩もたくさん行って、

ご縁を探したいと思います。

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