2週間ほど前から相談を受けていた案件です。
認知症になって経済的にも困窮している飼い主さん。
アパートの退去期限は8月31日、その後、
特別養護老人ホームに入所することになったそうです。
飼っていた犬が取り残されることになりました。
 
●ポメラニアン♀黒 体重1.58キロ 推定10歳~

 

飼い主さんの認知症が進んでいるので、何が本当の話なのかわかりません。

最初は6歳ということで福祉事務所から連絡があったのですが、

その後、申告9歳に変わり、、、

実際は10歳以上ではないかと思います。

 
左わき腹付近に大きな乳腺腫瘍があります。
これも飼い主さんから乳腺腫瘍とは認識されていなくて、
大きなイボがあるとの説明でした。

 

 

今日初めて福祉事務所でポメちゃんに会いました。

名残惜しい飼い主さんから犬を受け取るまで小一時間。

福祉事務所の職員さんの説得と、飼い主さんの離れたくないという号泣と、

連絡先もわからない親戚に預けるという話、

それから500円玉貯金が8枚あるから、それで電車に乗って群馬の親戚まで行きたい、

延々と同じ話が繰り返されて、

その交互の時間が長く感じました。

 

 

いずれ私たちにも訪れる老い。

他人事ではありません。

みな、良い時代も過ごしてきたのです。

でも誰にも平等に老いは訪れます。

 

 

夕方、動物病院へ。

問題は乳腺腫瘍だけではなく、

両後ろ足が、おそらく重度のパテラからの悪化で、

膝関節が変形して立てなくなっていました。

後ろ足がカエルの足のように開いた状態です。

痛みはないと思います。

 

心肥大もあります。

 

爪は長く伸びていました。

足裏の毛カットと爪切りもしました。

 

 

血液検査の結果は、炎症数値(CRP)が高いことと、

少し貧血気味であること以外は、ほぼ大丈夫でした。

乳腺腫瘍は自壊しています。

※引き取った時は乳腺腫瘍が毛で覆われていました。

 
乳腺腫瘍は、小さいのを含めるといくつかあるのですが、
今後の生活のクオリティを上げるために、
大きな自壊している乳腺腫瘍の切除は検討することになりました。
 
 
お昼前に福祉事務所に引取に行って、
夕方までティアハイムのケージに入れていたのですが、
不安なのかずっと吠えています。
 
このままだと可哀想に思い、
夕方、動物病院に行った後に、スタッフ・アニーさんにしばらくの預かりをお願いしました。
リンツとザンゾーがお世話になっている上に申し訳なかったのですが、
快諾いただき、本当にありがとうございます。
 
 
乳腺腫瘍切除の手術予定は9月11日です。
からだも小さく高齢なので、
何もしない選択肢もあると思いますが、
今なら麻酔をかけて切除手術可能、との判断。

 

どうか今後も見守ってください。

 

 

 

1頭のご縁が決まれば次の1頭を。

私たちに出来ることは、それを頑張って続けていくことです。

 

クレジットカードでのご寄付が可能になりました。
1回限り、継続して毎月500円~ 選べる支援方法
アルマ東京ティアハイム・サポート支援

 

●四半期に1回の個別支援

アルマファミリーサポート基金

 

●アニマルドネーション認定団体になりました。

寄付金の税制優遇が受けられます。

特定非営利活動法人アルマ

 

●旅行やレストランの予約、贈答品のお買い物はこちらから

予約やお買い物で、アルマを応援してください。

 

●アニコム損保 ペット保険代理店

アルマ安心サポート

 

 

活動への応援、よろしくお願い致します。

2つのプログランキングに参加しています。
毎日一回、応援ポチッとクリックお願いします。
にほんブログ村 犬ブログ 犬 ボランティアへ
にほんブログ村