昨日の昼、近所の方から怪我をしている猫がいる、との相談があり、
近くなので見に行きました。
 
右前足の裏側の皮膚が赤剥けており、ケガをしているようだ、とのこと。
あまり動かない、元気がない、という話でしたので、
捕獲の準備をして(キャリーや洗濯ネット、等)出かけました。
しかし暑い午後、いつも朝夕見かけるという場所に、猫はいませんでした。
 
それで午前中に撮ったという写真をいただきました。

見かけたのは最初は春ごろ、それから最近、この場所で見かけるようになったとのこと。

某アパートの駐輪場付近です。

写真では右前足の裏側の傷は見えないのですが、
耳先や目の上あたりとか、お腹付近、脱毛して皮膚も荒れているように見えます。

 

 

こちらは、今年の春に撮った写真だそうです。

体重5~6キロはありそうな大きな猫です。

 
このサイズで自力で動けるとなると、素手で捕獲は無理と判断、
相談者が与えたウェットフードは食べるとのことでしたので、
夕方、柴ドレミの抜糸に行った際に、動物病院で写真を見せて相談してきました。
 
先生の所見は、
・疥癬(かいせん)疑い
・右前足の裏側の赤剥けた箇所は、「好酸球性肉芽腫」という皮膚炎ではないか、とのこと。
 
治療としては、投薬で
・疥癬に対して 猫クレデリオ錠
  ノミ、ダニ、疥癬にも効果があるという錠剤 1回分
・好酸球性肉芽腫に対して
  ステロイドと抗生剤、1日1回を10日分
 
以上を処方してもらって、相談者に連絡をしました。

それで薬を届けに近くまで行くと、またくだんの猫さんが現れたそうです。

クロちゃん、来たか。

 

ウェットフード「金のカップ」に薬を3種類入れて、食べてもらいました。

 

最後に残した2カケくらいの薬は、さらにチュールに混ぜて食べてくれました。

よく見ると、右耳の先に耳カット有、で、不妊手術済の猫です。

体格から見るとオスかな。

あまり近くによるとシャーといいます汗

 

とりあえず10日分のお薬は与えてもらって、経過を見てくださいとお願いしました。

相談者もたまたま通勤路で通りかかったところに見かけて

怪我をしていると心配になって連絡をくださったので、

地域の方には申し訳ありませんが、投薬だけさせてください。

 

猫にエサをあげている!と目くじらたてて怒る方もあるのですが、

病気の猫、それも人慣れしていない子を簡単に保護も出来ず、

せめて何か治療をしてあげたいという気持ちです。

でも、一度治っても再発することもあるので、誰かが時々、気にかけてあげる必要があります。

 

おそらく、体格からみて痩せ細ってはいませんし、

どこかでご飯をもらってこのあたりで生活していると思います。

 

こういう子を見ると、自由気ままでよさそうにみえるけど、外猫は苦労して生きています。

いつも病気や死と隣り合わせ。

アルマで保護した骨盤骨折していたドエルちゃんも

誰の目にも留まらなければ、どこかで亡くなっていたことでしょう。

野良猫という迷惑に思われる存在を作っているのも、これまた人間。

エサだけ与えて、不妊手術も病気の治療も、餌場の片付けや掃除もしない人たち。

猫の問題は根深い。

 

 

先週今週と、猫の引取相談、立て続けに。

15歳の猫が3頭(それぞれ別の話)、高齢者が飼っていた5歳くらいの猫が1頭。

それから7~8年前に譲渡した猫の飼い主さんから、病気で飼えなくなるかもと相談。

8月は譲渡も進まず。

猫部屋に空きを作るのも一苦労。

どなたか15歳の猫さんの里親、もしくは預かりなどご検討いただける方はありませんか?

1頭はメス、1頭はオス、1頭は不明。

 

キジ白♀みーちゃん 15歳

高齢の飼い主さんが緊急入院して戻れず、おうちに取り残されています。

 

家庭猫がいきなりいシェルターの大部屋暮らしは可哀想、、、

私たちもいつも新入り猫は心配しながらケアしています。

 

 

 

1頭のご縁が決まれば次の1頭を。

私たちに出来ることは、それを頑張って続けていくことです。

 

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