2月3日(金)現地に行ってきました。
東京センター(東京都動物愛護相談センター)から相談があった、
廃業で放棄される甲斐犬・柴犬が併せて100頭いるという繁殖場です。
 
スタッフくみこさんと一緒に行ってきました。
くみこさん、お疲れ様でした。
 
事前情報では、甲斐犬85頭、柴犬15頭ほど。
年齢は甲斐犬が1歳~12歳、柴犬が5歳~12歳くらいとのことでした。
 
既に少しずつ愛護団体の引取が始まっていて、
前日に来た団体さんが10頭ほどの引取を決めたようで、のこり80数頭か。
昨日は、アルマと、他3団体さんがお越しになっていて、引取りが進みました。
それでもまだ70頭前後は残っていると思われます。
 
犬たちは、写真のような単管パイプで組んだ台車付の台にケージに入れられています。
一つの大きな台車に2段になって6~8個のケージ。

 

傍にシャッター付の車庫のような倉庫があって、夜間はその中にみんないるようです。
この台車のまま、出し入れされています。
 

 

どの子もケージ内ではおとなしく、怖くて固まっている子が多くいた印象です。

中には吠えている子も何頭かいました。

サイズはメスは10キロ前後から13キロくらいでしょうか。

 

 

残っている柴犬は、みなオスでした。

左下の黒柴は引き取られていました。茶柴♂が7~8頭は残っています。

 

9~12歳くらいのシニアが多くいました。

手を差し出しても咬むような子はいませんでしたが、他犬との相性はわかりません。

 

出してあげたいけど、ティアハイムもシニア柴でいっぱいであせる

 

 

アルマでは、昨日は2頭の引取で、どの子を引取りするか思案していました。

この台車のメンバーから引き出すことにしました。

 

落ちついている子。

 

緊張している子。

 

手を出すと、手先を舐めてくる子。

まずは、1頭目はこの子。鼻先に傷があります。

●甲斐犬♀黒茶 4歳

平成30年8月2日生まれ、犬舎での名前は「朱夏」

紫陽花さんへ移動。

紫陽花カフェ

 

 

それから最初の写真のオレンジの首輪の子。

この子はティアハイムへ。

●甲斐犬♀黒茶 4歳

平成30年8月28日生まれ 犬舎での名前は「笑夏」(えみか)

 

ティアハイムにて。

緊張して固まっていますが少しずつ慣れますように。

バリケンネルから抱っこして移動できます。
お散歩経験がないので、リードに慣れていません。
ご飯は食べていますスター
 
 
まだまだ現地にはたくさんの犬がいますので、
もし1頭でも受け入れ可能という団体様、ボランティア様がいらっしゃいましたら、
東京都動物愛護相談センターの登録団体に相談していただけば、橋渡しのご案内が可能かと思います。
ただし、甲斐犬、柴犬、という和犬の気性や性格をよくご理解いだだき、
逃がさない安全管理ができる方にお願いします。
不妊手術やワクチンは、おのおの実施してください。
今年度の狂犬病予防ワクチンは現地で終わっています。
 
この子たちは、これから幸せの道筋がつきます。
可哀想なのは、柏市保健所管轄の甲斐犬の多頭飼育凄惨な現場です。
 
 
不妊手術で防げる不幸があるのに、なぜそれが出来ないのか。
可哀想だけでは、この話は終わりません。
 

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